「歌舞伎町は安心安全な街になるのか?」50年撮り続ける伝説の写真家に聞く

「歌舞伎町は安心安全な街になるのか?」50年撮り続ける伝説の写真家に聞く

トー横キッズたち。不祥事続きで警察の巡回が厳しくなり、一時期の勢いは失われたか

歌舞伎町伝説の写真家・篝一光(かがり いっこう)を知っているだろうか。流血、発砲事件、自殺、青姦、パンチラなど、ザ・歌舞伎町と言われるようなショッキングな写真を撮り続けている男である。そのおびただしい数のアーカイブは、もはや国宝級と言っても過言ではない。そこで今回は、篝一光へのインタビューを敢行。歌舞伎町の伝説が街を語る。

◆なぜ人の目を引く現場にことごとく居合わせることができるのか

 まず不思議に思うのは、なぜ篝一光は人の目を引く現場にことごとく居合わせることができるのかということだ。

「俺は今年で75歳になるが、50年も前から毎日のようにストリートに立って写真を撮っているんだ。偶然その場にいるわけではない。俺が常に歌舞伎町にいるからだ」

 戦後の数年間、歌舞伎町という街の主役は闇市だった。しかし、昭和33年に完全施行された売春防止法によって、この街はガラリと変わった。

 ゴールデン街を中心に広がっていた赤線・青線地帯が消滅し、歌舞伎町にラブホテル街ができた。そこを根城にする街娼たちが増え、風俗店も次々にオープン。飲食店も一気に増え、みかじめ料を目当てにした暴力団たちが歌舞伎町に集まり始めた。

◆生きる伝説も予想できなかったトー横キッズの存在

 その後、新風営法、バブル崩壊、暴対法施行、東日本大震災など歌舞伎町はいくつかの転機を迎えたわけだが、今回のコロナ禍を篝一光はどう見ていたのか。

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