東大生たちが本気で語る実話怪談。偏差値75の世界でみえる恐怖体験とは

実際、あの討論会で三島由紀夫と対峙した猛者たちにインタビューするのは恐怖でした。何度も叱られましたし。 それでも「君も東大か」みたいな感じになるんですね。「東大生は東大生に心を開く」という繋がりをここで実感できたことはとても大きかったし、それが下地にあったので、今回の『東大怪談』はとても取材がしやすかった。もちろん、「あの三島由紀夫と東大全共闘の映画を撮った人」っていう肩書も効果があったようで、そこは角さんが狙ったところだと思いますけど。

――出版まであまり時間がなかったそうですね。

豊島:そうなんですよ。「早くしないと絶対にパクるヤツがいるから!」と角さんにお尻を叩かれて(笑)、去年の9月から速攻で取材対象を探し始めました。仲のいい同級生に声をかけたり、Facebookで東大関係者に当たったり、結果、20人の候補が集まって、うち11人のお話を採用させていただきました。まさに打率が5割越え、お話を聞いた中でこれだけ取れ高があったのは凄くラッキーでしたね。

◆東大生の“自意識”と“恐怖体験”が絡み合う人生

――「偏差値75の怪談」という最初に議題設定された方向性、これは思惑通りに取れましたか? それとも、予想以上の収穫があったとか…?

豊島:まず、東大出身者は、科学的、客観的な目線で自分の怪奇体験を分析するんじゃないかと。

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