「ギターソロ不要論」は繰り返されてきた。花形楽器ゆえの苦悩とは

おまけに全てのパートがサビになるほどキャッチー。

 飽きさせないための刺激に満ちた音楽の中では、ギターソロが邪魔だと感じる人もいるということなのでしょう。
 
 こうして、世代間ギャップの象徴として注目を集めてしまったギターソロ。 

「SEKAI NO OWARI」のボーカル、Fukaseの「今時、まだギター使ってんの?」という2014年のツイートからも、ギターを過去の遺物にする態度が主流なのではないか。そして今や、特に“ダサい”ものとして敬遠されているのではないか。

 ギターを愛する音楽ファンの心中は穏やかではないはずです。

◆ギターソロ不要論は繰り返されてきた

 しかし、音楽史を振り返ると、この数年で初めてギターソロが憂き目を見ているわけでもないのですね。実は40年以上前からギターおよびギターソロ不要論は繰り返されながらも、したたかに生き抜いてきているのです。

 最初は70年代後半。パンクムーブメントが“ギターソロの死”を宣告しました。象徴的な存在が、アメリカのパンクバンド、ラモーンズです。ギターソロはなし、一曲3分、使うコードはせいぜい4つまで。潔い姿勢でロックの初期衝動を追求し、ハードロックやプログレッシブロックのバンドが20分以上もギターソロを披露していたトレンドに反旗を翻しました。

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