「ギターソロ不要論」は繰り返されてきた。花形楽器ゆえの苦悩とは

そのパイオニアが、BO?WY。1987年リリースの「MARIONETTE」は、布袋寅泰のギターを大々的にフィーチャーし、鮮烈な印象を与えました。
 
 ハードロックが下火になった90年代も“ギターソロ不要論”が巻き起こりましたが、異なるジャンルで生き残っています。ブリットポップの雄、オアシスの「Don’t Look Back In Anger」に、グランジロックの立役者、ニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」。形は変わっても、きちんと間奏のソロは残っていますね。

 邦楽シーンでは、なんと言ってもB’z。ミリオンヒット15曲中、すべてにギターソロがある! 特に「Love Phantom」は、稲葉浩志のボーカルと同じくらい松本孝弘のギターが歌いまくる、忘れがたい一曲です。

◆ストリーミングサービスが変えた音楽の聴き方
 
 そして現代。「もうみんなギターソロなんて聞くヒマがないんだよ」と語るビリー・ジョー・アームストロング(グリーン・デイ)をよそに、ギターヒロインが活躍する時代になりました。

 セイント・ヴィンセントやH.E.R.など、新世代の女性アーティストが素晴らしい演奏で楽しませてくれています。特にH.E.R.の活躍は目覚ましく、2020年のグラミー賞でのライブや、2021年のNFLスーパーボウルのハーフタイムショーで「America the Beautiful」をストラトキャスターの弾き語りで披露した姿は、改めてギターという楽器の美しさを教えてくれました。

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