「正社員の特権」を得るために奴隷になっていませんか?日本型雇用の矛盾

「正社員の特権」を得るために奴隷になっていませんか?日本型雇用の矛盾

写真はイメージです

働いても正社員になれない。そんな非正規雇用者が増えた理由は何なのか。経済評論家として活躍する上念司氏が、バブル崩壊後から現在に至るまでに発生した日本経済と雇用の経緯を取り上げながら、正社員と非正規社員の分断が起きた理由や、昨今の若者が正社員の地位を強く求めることの是非について解説する。
(以下は、上念司著『あなたの給料が上がらない不都合な理由』の一部を編集したものです)

◆バブル崩壊後、日本経済は一変した

 1991年のバブル崩壊以降、日本経済の様相は一変しました。いつの間にか経済全体の拡大は頭打ちになります。そして、その限られたパイの奪い合いが常態化します。

 1980年代まで当たり前だった終身雇用も、バブル崩壊以降曲がり角を迎えます。企業が右肩上がりの成長を前提とする時代は終わり、採用活動も極端に抑制されてしまいました。特にバブル崩壊以降、1994年から2000年にかけて社会に出た人々がこの悪影響をもろに食らってしまいました。いわゆるロスジェネ(ロストジェネレーション、失われた世代)と言われる人々です。

◆半年間のニート生活の末……

 幸いなことに、私は最後のバブル就職組だったのでギリギリセーフでしたが、結局、1年もしないで会社を辞めてしまったので似たようなものかもしれませんね。

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