「正社員の特権」を得るために奴隷になっていませんか?日本型雇用の矛盾

将来に対する漠然とした不安を感じながらも、何もできない自分。20代の若者には重すぎる現実だったかもしれません。

 ランクの高い会社を辞めた新卒社員は、自分を見つめ直すために旅に出たり、突如として資格試験の勉強を始めたりして迷走するのですが、私はそうはしませんでした。「一身独立して一国独立す」という福沢諭吉の言葉通り、まずは経済的に自立せねば何も始まらないと思ったからです。だからこそ、ニートは半年で卒業しました。

 何でもいいから働きたいと思って、当時はまだ神奈川県の小さな塾にすぎなかった臨海セミナーの面接を受けました。いろいろあって、とりあえず契約社員からのスタートになったのですが、とりあえず金をもらえるならと働き始めました。たぶん、ここで考えさせてほしいとか言っちゃう人もいるんでしょうね。

 とりあえず働けるってことはチャンスじゃないですか。職種は何であれ、そこで結果を出せば次の展開も見えてくるでしょ?

 私はとにかくニートに戻るのは嫌だという一心で契約社員のオファーに応じました。ニートとしての時間はお金を生みませんが、契約社員としての時間は給料というリターンを生むからです。そして、3か月勤務したところで、運よく塾長から正社員になって欲しいと言われました。もちろん二つ返事でOKしました。

 考えてみれば、短い間でもニートを経験したことが良かったのかもしれません。

関連記事(外部サイト)