映画関係者が絶賛する広瀬すずの魅力「本当に成熟した大人の俳優になった」

映画関係者が絶賛する広瀬すずの魅力「本当に成熟した大人の俳優になった」

更紗役の広瀬すず(左)と、文役の松坂桃李。(c)2022「流浪の月」製作委員会

『フラガール』『悪人』『怒り』の李相日監督が、「2020年本屋大賞」で大賞受賞の同名小説を映画化した『流浪の月』が公開され、高い評価を集めている。帰りたくないと話す10歳の少女・更紗を自宅に招き入れたことで、誘拐罪で逮捕された大学生の文。被害女児と加害者という印を押されたふたりが、15年後に思わぬ再会を果たす物語だ。

 心の奥深くに入りこんでくる、李監督の演出。成長した更紗役の広瀬すずと、文役の松坂桃李の芝居。それらに加え本作を印象深いものにしているのが、独特の温度感を伴う映像だ。撮影監督を務めたのはホン・ギョンピョ。『パラサイト 半地下の家族』『バーニング 劇場版』『スノーピアサー』『イルマーレ』『反則王』などを手掛けた名カメラマンに、本作にまつわる撮影エピソードに始まり、「普段、スマホのカメラでも写真を撮るのか?」といった素朴な疑問もぶつけてみた。

◆ポン・ジュノ監督が好きだと言っていた広瀬すずとの仕事

――もともと李監督とは、ポン・ジュノ監督の現場でお会いしていたそうですね。

ホン・ギョンピョ:ポン・ジュノ監督の『パラサイト』の現場でお会いしました。パク一家の豪邸のシーンを撮影していたときです。李監督の映画は観ていて、ずっと好きでした。特に『怒り』がとても好きで、「この監督と一緒に仕事ができたらいいな」と思っていました。

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