BTS・RMの“本音”に透ける韓国アイドルの過酷さは「競争社会の写し鏡」か

BTS・RMの“本音”に透ける韓国アイドルの過酷さは「競争社会の写し鏡」か

BTS『BEHIND』JAPAN SPECIAL EDITION/光文社

◆BTS“活動休止”報道に騒然

 世界中に衝撃が走ったBTSの“活動休止”報道。その後、ソロ活動を本格化させるための「チャプター2」であるとの声明が、レコード会社よりリリースされました。
 
 これで騒動は沈静化するのでしょうか? 気がかりなのは、リーダーのRMの思い詰めたような発言です。音楽性やビジュアルの変化に戸惑い、「BTSというグループがどんなグループかわからなくなった」と告白。

 K-POPやアイドルシステムについても、「成熟する時間を与えてくれない」、「音楽制作を続け、何かをやり続けなければならない」と語り、大変な心労を抱えてきたことを明かしたのです。

 世界を席巻するK-POPのなかでも、BTSは頭一つ抜けた存在です。「Dynamite」や「Butter」でビルボードチャート1位を獲得した功績。加えて、国連でのスピーチにバイデン大統領との面会など、ここ数年は彼らを目にしない日はないほどの活躍ぶりでした。

 悪ガキ風のヒップホップグループから、スーツをスマートに着こなす世界的ポップアーティストへと成長を遂げたBTS。それだけに、今回の一件にファンは戸惑っています。
 
 人気絶頂の最中にありながら、なぜ彼らは苦しんでいたのでしょうか? RMの発言には、一人の人間としてどのような思いが込められていたのでしょうか? K-POPの強靭な国際競争力を支えてきたシステムの影を探っていきたいと思います。

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