参院選の隠れた争点「原発再稼働」。原発攻撃のリスク回避かエネルギー確保か

参院選の隠れた争点「原発再稼働」。原発攻撃のリスク回避かエネルギー確保か

茂木幹事長は脱原発を「非現実的」と批判

◆ウクライナ情勢を受けて原発政策の議論が真っ二つ

 現在、ロシアのウクライナ侵攻で、エネルギー政策をめぐる国論が二分している。原発攻撃リスクを直視して脱原発を加速すべきとする野党と、原油価格高騰に対応するため原発再稼働を促進すべきとする自民党や維新が対峙している。

 小泉純一郎元首相が顧問を務める民間団体「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原自連)」は6月2日、「原発再稼働は不要」とする提言を発表した。「原発ゼロ」を訴えて全国講演行脚を続ける小泉元首相の持論は「原発は自国に向けた核兵器と同じ」で、こう警告していた。

「他国が日本に侵攻し、54基ある原発を攻撃すれば甚大な放射能被害が生じ、核兵器による攻撃を受けなくても亡国の危機に陥る」

 これと瓜ふたつの主張をしていたのが、枝野幸男・立憲民主党前代表だ。

「(ロシアのウクライナ軍事侵攻で)今の政府や与党や、与党だか野党だか分からない人たちは、この機会に行け行けドンドン、(原発再稼働など)ノー天気なことを言っています。でも例えば、ロシアのウクライナのやっていることを見て最初に気がつかないといけないことは、私は『早く原発を止めろ』だと思う」

「海外にもし日本を攻撃しようという国があったら核装備なんか要りません。

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