磯村勇斗、俳優として「芽生えた違和感を放置しない」

磯村勇斗、俳優として「芽生えた違和感を放置しない」

磯村勇斗さん

第75回カンヌ国際映画祭にて「ある視点」部門に正式出品され、カメラドール特別表彰に輝いた衝撃作『PLAN 75』が公開中です。75歳以上の高齢者に自らの生死を選べる権利を保障・支援する制度“プラン75”の施行された社会を舞台にした本作で、“プラン75”の申請窓口で働く若き市役所職員を、『今日から俺は!!劇場版』『ヤクザと家族 The Family』『前科者』と、作品ごとに全く違った顔を見せる磯村勇斗さんが演じています。

 本作を「社会がいい方向に動いていけるように考えるきっかけ」になり得ると話す磯村さんに、本作から感じたことや、派生して昨今の社会の動き、SNSの言葉の危険性などについて聞きました。
 
◆最初は都市伝説の一種なのかと

――鑑賞後、SFでもなく決して絵空事とは言えないリアルな内容に、ズドンと来ました。

磯村勇斗(以下、磯村):そうですよね。僕はもともと都市伝説が好きなんです。そこには人口増加に関する話も多くて。これ以上増えると地球がもたないから、人類削減計画が進んでいるとか。ちょうどそうしたものを読んだりしているときに、このお話しを聞いたので、最初はそういう話の一環かなと思ったんです。

――SFかなと思いますよね。

磯村:はい。SF的な目で見ると、こういう設定(自らの生死を選択するという名目のもとに高齢者を排除する世界)も出てくるのかなと一瞬思ってしまうんですけれど、この作品の中の“プラン75”という制度を見たときに、自分自身の人生を決める最終的な意思は尊重してあげたいと感じました。

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