いくら「自分探し」をしても、夢も目標も見つからない“本質的な原因”

いくら「自分探し」をしても、夢も目標も見つからない“本質的な原因”

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ゆや氏と申します。テレビ制作やPRなどを担う会社を経営しながら、気になる未上場企業への出資なども手掛けてきました。そんな経験から読者の皆さんにとってビジネスのヒントとなるような情報をお伝えしていきます。

◆明確に定めないと夢や目標なんて叶うわけがない?

 やりたいことがない、夢や目標がないという人も多くいると思います。自己啓発本などを読むと「明確に定めないと夢や目標なんて叶うわけがない」と連呼されるので、無理矢理にでも夢を持とうとする人もいますが、そんな行動に何の意味があるのでしょうか?

 かくいう僕もそんな時期がありました。20代前半のときは漠然と「月収100万円くらいあったらいいなぁ」と思っている時期もありましたが、「2000万円貯金して居酒屋を出すんだ」と思った時期もあったり、「イベントに人を呼び続けてたら儲かるのでは?」と思って実行していた時期もあったりしました。

 振り返ると「本当に無駄で遠回りな人生を過ごしてきたなぁ」と今でも思ったりもするのですが、とある上場企業の会長に「お前の物差しでいう無駄ってなんだ!」と叱責をいただいたこともあり、無駄という言葉について意識する瞬間もありました。

 とにかく目先の小さな目標はあったのですが、「そこに夢が明確にあったのか?」と言われると答えはNOです。

◆探さなくても、自分の中に少しずつ育ってくるものがある

 夢を見つけるため自分探しの旅に出かける人もいますが、夢は見つけようとして見つける必要はないと思います。いや、正確には見つからないと思います。

「夢って何なのか?」と聞かれるとすごく難しいのですが、「潜在意識下にある欲望の言語化」のようなものというのが僕の考えです。その潜在意識が表に出てきた瞬間に夢は見つかるんではと考えています。

 だからこそ夢なんて探さなくても、自分の中に少しずつ育ってきているはずなんです。

 こんな偉そうに話している僕ですが、どん底の時期はいっぱいありました。どん底にもいろんな種類があり、金銭的なものや会社的なものなどいろいろありますが、なかでも人間関係や精神的などん底は毎年、誰しもが何回か経験していることでしょう。

◆無限ルーティンの人生を歩むような絶望感に抗うためには…

 僕も例外なく経験しまくってます。こと自分に置き換えるとなかなかわからないのですが、俯瞰的に他人を見たらよくわかるんですよね。考え方が変われば付き合いも変わるし、ステージが変われば生活も変わるし、誰かが成長すれば誰かが置いていかれるのは世の常です。

 そんな経験を積み重ねている間に少しずつ潜在意識の中にある自分自身の夢が表面に少しずつ現れてくるのです。その瞬間まで夢なんて探さなくていい思います。

 とはいえ……「何かのヒントはないのかよ!」という気持ちも理解でき、夢も目標もなければ無限ルーティンの人生を歩むような絶望感に浸されることもあるでしょう。これも同じように僕も経験がありますし、時々「何のためにこんなことを続けているのか?」とメンタルが悪くなることもあります。

◆“楽しい”ことだけを選別し、仕事や趣味に取り入れる

 少しネガティブな経験ばかり語ってしまいましたが、そんな自分の人生に大きな影響を与えてくれた言葉があり、それをここでシェアさせていただきます。その言葉とは論語の中にある「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」(現代語訳)です。

 最初は何気なく読んでいたのですが、ふと気づいた瞬間があったんです。「好きなことと楽しいことって何が違うんだろ?」と。その瞬間からひたすら“好き”と“楽しい”の判別をしてみるようになりました。そして、“楽しい”ことだけを選別し、仕事や趣味に取り入れることを意識してみました。

 楽しい時間、楽しい場所、楽しい人、楽しい本、楽しい旅……すべての軸を好きから楽しいに変えると、少しずつ自分の中にある夢が炙り出されるように見えてくることもありました。そして、夢の形が変わることだってあります。それもいいと思うんです。

 だから夢がなくても焦らなくていいんです。楽しさを一度追ってみましょう。そうすると人生観が大きく変わり、あなたのなかにある夢が形になって現れてくると思います。

【ゆや氏】
テレビ番組プロデューサーであり、PR会社やアパレル企画会社の創業者。PRプランナーとしてヒット商品を多数生み出し、最近では「ビジネスモデルから組み立てる投資家」としても活動。事業の初年度黒字化率は90%超で、上場企業からも依頼多数。モットーは「価値ある事業を」。詳細実績などはTwitter(@mr_heysiri)でまれに呟く

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