令和ギャル&ぴえん系女子の外観7つの特徴。「生活のすべてが推し中心」

令和ギャル&ぴえん系女子の外観7つの特徴。「生活のすべてが推し中心」

egg専属モデルの聖菜ちゃん(右上)瀬戸ももあちゃん(左上)と、アイドルグループ「fairy☆dolls」の堀内玲ちゃん(右下)、「ラテラルアーク」の遠月とうかちゃん(左下)

令和のガールズ・カルチャーを引っ張るのはサブカル的雰囲気の「ぴえん系」か、陽気な「ギャル系」か? 現役世代や専門家を総力取材し、Z世代女子の生態を大研究!

 ぴえんとギャルの生態を内面と外見に分けて分析。今回は【外見編】と題し、『LARME』編集長の中郡暖菜氏、ギャル誌『egg』元編集長・赤荻 瞳氏、姉ギャル系雑誌『nuts』編集長・片岡まり氏ら6名に「ぴえんとギャルの外見」について教えてもらった。

◆ぴえんとギャルの生態分析【外見編】

 渋谷発のカルチャーである「ギャル」。’90年代にデビューした歌姫・安室奈美恵や浜崎あゆみを崇拝し、彼女らを模した「コギャル」がブームになった。そこから一部が顔黒メイクなどヤマンバ化。

 ’00年代のコンサバ女子の台頭や美白ブームで一度は廃れたが、令和の今、「Y2K(2000年代)ファッション」として、Z世代にリバイバルしている。

 一方、 歌舞伎町のストリートから生まれ、“ぴえん系”として広まったのが量産型と地雷系の2つのタイプだ。前者は没個性を揶揄した言葉だったが、令和からは“お砂糖系ガーリースタイル”に変貌。そして後者は原宿系のゴシックロリータの系譜を汲むとも言われている。

◆ギャルの外観7つの特徴
 ’80年代末、渋谷発のギャルは一世を風靡した。一時絶滅の危機にあったものの、令和になって多数専門誌が復刊し、現代ギャルの外見はどう変化しているのか?

①ギャルなメイク

 黒ギャルの瀬戸ももあちゃん曰く「平成ギャルより薄め」。それでも、脈々と受け継がれるのはデカ目&ハイライト。令和ギャルが白・黒と分かれたように、デカ目の手法も「つけまつ毛派」、「まつ毛エクステ+マスカラ派」など多様。

②ギャルな服

 平成時代にはハイビスカス柄が特徴的な「アルバローザ(ALBA ROSA)」がギャルたちの間でブームに。現代でも変わらず肌の露出度は高めのようだが、特定のブランドよりも、プチプラであることが服選びのポイントだ。

③ギャルな持ち物

 マストアイテムは「持ち充(チャージスポットの充電器)」ほか、カチューシャ代わりに使うサングラス、韓国コスメなど。ただしギャルのバッグは小さめで、常に携帯するものは多くない。必ず入れるのは財布やスマホくらいとか。

④ギャルな爪

 ’90年代にネイルサロンが登場して以来、長い爪&派手な装飾文化は健在。黒ギャルは、アクリル樹脂を自爪に塗布し好きな形に変える「スカルプ」で長くしたギラギラなネイルが特徴。白ギャルは控えめな装飾ながらも、爪は長め。

⑤ギャルな足元

 平成ギャルなら冬場は厚底ロングブーツ、夏場は厚底サンダルやキティちゃんサンダル、学生ならルーズソックスにローファーが定番だった。令和ギャルは厚底以外にも、キレイめなローヒールのサンダルなど足元も多様化している。

⑥ギャルな肌

 クリニックに通うほど美白命の白ギャル派と、日サロに通い詰める黒ギャル派に二分。しかし、黒ギャルも顔にシミができるのが嫌なのでファンデーションで黒肌にするらしく、すっぴんは顔だけ白いとか。令和では白ギャルが多数。

⑦ギャルなポーズ

 手を大きく広げる「eggポーズ」は、プリクラからスマホに変わった今でも撮影の定番。現代は手のひらのほうを上に向け、前へ突き出すピース「ギャルピ」も流行。一度韓国に渡った平成ギャルの流行が逆輸入された。

◆ギャルのなかに眠るは変身願望「可愛くなりたい」

 平成ギャルと異なり、“白ギャル”と“黒ギャル”に分かれる令和ギャルには「ミニスカ・厚底・茶髪ストレートに細眉」のような、テンプレートは存在しない。

「誰もが真似するような憧れの人がいないから、令和のギャルはそれぞれの美意識があります。ただ、キレイめなお姉さん系が多いような気はしますね」(姉ギャル系雑誌『nuts』編集長・片岡まり氏)

 それでも肌の露出と派手なメイクだけは変わらない。ギャルの根底には自分以外の存在になりたいという願望が眠り続けているのかもしれない。

◆ぴえんの外観7つの特徴

 服装、メイクで精神的に病んでいる「ぴえん」を表現している彼女たち。ぴえんの中でも地雷系・量産型でその外見には違いがある。

①ぴえんなメイク

 地雷系は服と同様に精神的に病んでいる「メンヘラ感」を演出するため、泣きはらしたかのように目を赤ピンクのアイシャドウで囲むことが多い。さらに目尻を延長するように描く「地雷ライン」など、独特なメイクで地雷感を演出。

②ぴえんな服

 地雷系は精神的な”病み”を表現する黒色を軸に、ピンク(くすんだ色み)など派手な色を取り入れる。対して量産型は白や淡いピンクを基調とした可愛いらしい配色。文字通り型を真似ることで誰でも甘かわなテイストに。

③ぴえんな持ち物

 ”歌舞伎町のランドセル”こと「MCM」のリュックは今も健在だが、最新は細身な彼女たちが持つと存在感のある「ジャスティン デイビス」のゴツいリボンの指輪と「ヴィヴィアンウエストウッド」の大きなネックレスが定番。

④ぴえんな爪

 スカルプで長さと派手さを醸しているのはギャルと同じ。ぴえんの場合は若者の間で人気の「ちいかわ」や「サンリオ」など好きなキャラの3Dパーツをのせたり、指を合わせるとハートになったりと立体的なネイルが流行している。

⑤ぴえんな足元

 靴はとにかく厚底。ぴえんには背が低い女のコが多いため、少しでも脚を長く見せるための工夫らしい。今まではそれに短い折り返しのフリル靴下を合わせるのが定番だったが、最近はレースやルーズソックスの着用もポピュラーに。

⑥ぴえんな髪形

 地雷系のヘアカラーは派手髪か黒髪だが、髪形自体はシンプルなツインテールが多い。量産型はライブ映えするヘアアレンジのためにサロンに行くのがトレンド。一回につき4000円ほどかけて推し活の場に足を運んでいる。

⑦ぴえんなポーズ

 友達と双子コーデをすることが多いので、ペアでのポージングもかなりある。2人で座って片脚だけ出すポーズや、敢えてキメない立ちポーズなどおしとやかなものも。どれも脚を細く長く見せられることも考えられている。

◆男ウケを狙わず自分ウケを追求するぴえん

「ぴえん」流行の裏にはある漫画の影響が大きい。

「さまざまな闇を抱えた女性たちがオムニバス形式で登場する漫画『明日、私は誰かのカノジョ』(cygames)、通称:明日カノに登場するホスト狂いの地雷系女子『ゆあてゃ』が支持と共感を集めたことで、一般的な知名度も高まりました」(『LARME』編集長・中郡暖菜氏)

「ゆあてゃの影響で絶対に地雷系が増えました。ドラマ版で彼女が着るブランドの人気が再燃したほどです」(地雷系/量産型インフルエンサー・イモ氏)

 量産型と地雷系には大きな共通点がある。それは「自分ウケ」であること。彼女たちは自分が好きな服を今日も着続けている。

◆教えてくれた人

【中郡暖菜氏・『LARME』編集長】
’12年に『LARME』を創刊した編集長。一度休刊した『LARME』の権利を’20年に前出版社から買い取り、自ら復刊した

【赤荻 瞳氏・ギャル誌『egg』元編集長】
21歳で『egg』の編集長に就任。伝説のギャル誌を復活させた。来年4月からは渋谷に開校する女子校の校長

【片岡まり氏・姉ギャル系雑誌『nuts』編集長】
ギャル経験を生かし、『egg』編集部ディレクターを務めた後、姉ギャル雑誌『nuts』復刊時に編集長に就任

【さきまるちゃん氏・地雷系/量産型YouTuber】
コンカフェの店長を兼任するYouTuber。オリジナル商品も高い人気を誇っている。推しは「ミート源五郎」

【免罪しゅり氏・ぴえん系YouTuber】
地雷歌舞伎系YouTube「ぴえん四天王」プロデューサー。アイドルグループ「アイドロップ」のピンク担当

【イモ氏・地雷系/量産型インフルエンサー】
Twitterを中心に、量産型と地雷系に特化した情報を発信中。人気ブランドとのコラボも数多く行っている

◆出演してくれたモデル

【聖菜ちゃん・egg専属モデル】
’02年、神奈川県生まれ。17歳で愛娘を出産した令和のママギャル。9月7日より『聖菜 1st写真集 anela』発売中

【瀬戸ももあちゃん・egg専属モデル】
’03年、愛知県生まれ。ギャルの頂点を決めるコンテスト「TOP OF GAL 2018」では準グランプリを獲得した

【遠月とうかちゃん・アイドル】
アイドルグループ「ラテラルアーク」紫担当。『FLASHデジタル写真集 遠月とうか アイドル人生、満喫中!』が発売中

【堀内玲ちゃん・アイドル】
’97年、広島県生まれ。アイドルグループ「fairy☆dolls」の赤担当。識者として登場してくれた免罪しゅりは双子の妹

取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/尾藤能暢

―[[ぴえんVSギャル]大解剖]―

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