肩凝りや腰痛、ゴリゴリと揉むのはNG。慢性的な痛みを取り除くには?

肩凝りや腰痛、ゴリゴリと揉むのはNG。慢性的な痛みを取り除くには?

肩凝りや腰痛、ゴリゴリと揉むのはNG。慢性的な痛みを取り除くには?の画像

巷に流布される「体にいいこと」を試してみたけれど、たまった疲れはまったく取れない。正しいと信じていた習慣が、実は効果ゼロなんてことも……。今、間違いだらけの習慣を総点検し、疲れない体になろう!

◆マッサージ器具でゴリゴリと揉むのはNG。姿勢を正すだけでも改善

 肩凝りや腰痛に悩むサラリーマンの中には、帰宅後にマッサージ器具でゴリゴリほぐすのが至福という人は少なくないだろう。だが、柔道整復師の酒井慎太郎氏によれば、強い力のマッサージは根本的な解決にはならないという。

「整骨院や整形外科に通っている患者さんは、最初は優しい施術を受けるんですが、なかには、だんだんと強いマッサージを求めるように。ヒジでグリグリ押したり、挙げ句には男性2人がかりになったり、まるでプロレス技の世界。強く揉むほど次第に筋肉の奥の神経が麻痺し、より強い刺激を求める、悪循環に陥ってしまうからです」

 しかし、強い力で揉まれても気持ちいいのは一瞬だけで、治癒することはない。それでも強いマッサージが欲しいなら、10~15分が限度だと酒井氏は言う。

「マッサージを受けるなら、優しく撫でるような施術のほうが有効です。そもそも体が凝るのは、そこの筋肉が固まって血流が低下している状態。筋線維に沿ったソフトな刺激で筋肉を収縮させ、固まっていた筋肉を緩ませて血流を回復させましょう」

 ただし、凝りの原因は、姿勢の悪さに由来することがほとんど。マッサージで一時的に回復しても、根本の問題を除去しない限り無意味だ。

「姿勢が悪いと、余計な筋肉を長時間にわたって使うことになります。頭の重さは6㎏ありますが、例えばこれが30度傾くと首回りにかかる負荷は18㎏、60度だと27㎏相当です。首や肩が凝るのも当然でしょう」

◆良い姿勢を意識する習慣づけが必要

 こうした慢性的な痛みを取り除くには、良い姿勢を意識する習慣づけが必要だ。

「顎を引き、肩は耳と同じラインに、体全体の重心を後方に持っていくイメージ。お風呂でしっかり温める、肩を回すなど、とにかく筋肉を動かして血の巡りをよくすることの積み重ねが大切です」

 凝りは疲労のもと。日頃の習慣づけが大事なのだ。

◆<まとめ>

★GOOD……優しい力で撫でるようなマッサージ

★BAD……15分以上にわたる強く揉む施術

【柔道整復師 酒井慎太郎氏】
さかいクリニックグループ代表。柔道整復師で、これまで100万人もの治療実績を誇る。「神の手を持つ治療家」としてマスコミ出演多数

<取材・文/田中慧(清談社)>

―[さらば![疲れるカラダ]]―

関連記事(外部サイト)

  • 記事にコメントを書いてみませんか?