「自衛隊の航空事故が多い」と感じるワケ

「自衛隊の航空事故が多い」と感じるワケ

陸上自衛隊HPより

◆「自衛隊ができない10のこと 04」

 さる5月15日、陸上自衛隊の連絡偵察機がレーダー上から消息を絶ち、16日には搭乗していた4名の自衛隊員が遺体で確認されました。お亡くなりになった自衛官のご冥福をお祈りいたします。通常、民間の航空機事故に対するテレビ報道は、旅客や乗務員などの安否を気づかい、ご遺族の気持ちにも配慮した内容となりますが、自衛隊機の事故の場合には「どんな過失が考えられるか」「機体そのほかに不備がなかったか」という話に重きが置かれます。自衛隊員も同じ人間なのに、人の痛みのわからない報道ばかりでいたたまれなくなります。

 今回のフライトは北海道知事の要請によるもので、亡くなった隊員達は、状態が悪化し専門治療が必要な患者を函館市の病院から緊急搬送するという任務を遂行中でした。

 では、なぜ、自衛隊機に要請があったのでしょうか?

 天候不良で自治体等のヘリが危険で飛べないために自衛隊に要請が回ったのです。自衛隊は入隊宣誓で「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め」と宣誓していますが、危険を伴う任務だったことは明らかです。

 つまり、自衛隊に救難要請があるのは「ほかのヘリは危険で飛べないような悪条件のとき」なのです。

 自衛隊の航空機事故が多いように感じるのはなぜでしょうか。

 山岳地帯や海上の救助、緊急医療搬送などの第1報は、民間の医療機関や警察、海上保安庁などにいきます。

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