小池都知事が大いに期待する「外環道」、反対住民のアンケートも署名も無視!?

小池都知事が大いに期待する「外環道」、反対住民のアンケートも署名も無視!?

今年2月の「シールドマシン発進式」で抗議の声をあげる住民たち

東京都議選が近づき、小池知事率いる「都民ファーストの会」がどれだけ勢力を伸ばせるのかが注目されている。ところが、都政に関してマスコミが取り上げる話題といえば、築地市場の豊洲移転問題や議員の動向ばかり。「都民ファースト」を掲げて当選した小池都知事に対する疑問の声が上がっている。

◆外環道周辺住民が求めるアンケートも署名も無視!!

 今年2月19日。東京都世田谷区で「東京外かく環状自動車道」(以下、外環道)の「シールドマシン発進式」があった。シールドマシンとはトンネルを建設するための巨大掘削機のことだ。式典会場の外には周辺住民が集結し、抗議のプラカードが上がった。対して、会場内では小池知事が「外環道の整備事業は、その中心となる取り組みで、大いに期待をしています」と挨拶した。

 周辺で都市農業を営む池田あすえさんは「私たちの反対の声が小池さんには届いているのかはわかりません」と語る。

 昨年、外環道計画に異を唱える市民団体「外環ネット」が、外環道についてのアンケートを都知事選の立候補者に送ったところ、小池候補(当時)は無回答。邑上守正武蔵野市長から「住民の合意が得られていない。現地を見てほしい」と要望されても、市民団体が外環道計画の中止を求める10万人署名活動を展開していても、小池知事が現地視察をして地域住民と話し合う予定はない。

 外環道とは、国が’66年に計画した千葉県、埼玉県、東京都を環状に貫く自動車道だが、練馬区にある大泉インターチェンジから南へ16kmの東名高速道路までをつなぐ部分が、大気汚染や騒音を懸念する住民の反対運動を受け30年間も凍結されていた。

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