スタートは借金3000万円、エアレースパイロット室屋義秀が千葉で連覇なるか?

スタートは借金3000万円、エアレースパイロット室屋義秀が千葉で連覇なるか?

室屋義秀 撮影/Joerg Mitter : Red Bull Content Pool

 世界最高の飛行技術を持つパイロットたちが挑むレッドブル・エアレース・チャンピオンシップ。最高時速370km、最大負荷10Gで大空を舞いながら、1000分の1秒を争うこのレースは、世界中で年間8試合行われるが、ついに第3戦がここ日本の千葉・幕張で開催される。

 ここに凱旋帰国し、昨季に悲願の優勝を飾ったのがアジア人唯一のパイロットでもある室屋義秀だ。エアレースのこの大舞台に出場できるのは、世界でもトップの中のトップと呼ばれる14選手のみ。レースは6月3日に行われる予選でタイムを計測し、翌4日の本戦では1対1で競い合う。

 予選のタイムで、本戦7組の組み合わせが決定する。まず「ラウンド・オブ・14」では、対戦相手に勝った7人と、敗者の中で最高タイムを叩きだした1人が次の「ラウンド・オブ・8」へ進出。そこで勝てば、最終決戦となる「ラウンド・オブ4」の舞台で、優勝を争う。

◆個性的すぎる室屋の“同期”のライバルたち

 このレースで、室屋と1000/1秒を争うライバルたちは、ちょっと想像を超えた世界の“住人”ばかりだ。例えば、昨季に総合優勝したマティアス・ドルダラー(ドイツ)は、家が飛行場。フライトスクールも経営すれば、工場もある。

 ピート・マクロード(カナダ)は、「物心ついた時には飛んでいた。いつかは覚えていない」という生い立ちだし、マット・ホール(オーストラリア)は元空軍のトップパイロットという映画『トップ・ガン』の世界を地で生きてきた選手だ。

1 2 3 次へ

関連記事(外部サイト)