小池都知事「住民と対話し、大胆に見直す」と発言していたはずが…自然豊かな地形を貫く道路計画の行く末

小池都知事「住民と対話し、大胆に見直す」と発言していたはずが…自然豊かな地形を貫く道路計画の行く末

はけ(国分寺崖線)には斜面林が多く残り、湧水も豊富だ

東京都議選が近づき、小池百合子知事率いる「都民ファーストの会」がどれだけ勢力を伸ばせるのかが注目されている。ところが、都政に関してマスコミが取り上げる話題といえば、築地市場の豊洲移転問題や議員の動向ばかり。「都民ファースト」を掲げて当選した小池都知事に対する疑問の声が上がっている。

◆「住民と対話し、大胆に見直す」と発言していたはずが……

 都が進める都市計画道路の第四次事業化計画では、小金井市内でも2路線(3・4・1号線と3・4・11号線)が「優先整備路線」として’16年3月に選ばれた。優先整備路線とは、街づくりや防災などの観点から都が「今後10年以内に整備すべき」と認めた路線のことだ。

 ところが2路線とも計画決定は今から55年前の’62年。すでに予定地には住宅が立ち並び、さらに「はけ」と呼ばれる自然豊かな地形を貫くことから、周辺住民の多くが計画の見直しを求めている。

 都が実施したパブリックコメントでは、2路線への賛成意見70件に対して反対は2041件。住民でつくる「はけの自然と文化をまもる会」共同代表の安田桂子さんらは昨年7月、小池百合子氏ら都知事選の立候補者を対象に、小金井市内の2路線への姿勢を問うアンケートを行った。小池候補は「知事に就任したら、地元から強い疑義が提起されている路線を実際に巡視し、住民とも対話する。優先整備路線への選定が不適切と判断される路線は、大胆に見直しを進めたい」と回答。

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