「合法=安全」とは限らないトリップ体験。注意すべき点とは?

「合法=安全」とは限らないトリップ体験。注意すべき点とは?

チョウセンアサガオ

 野草、チーズ、スパイス、VR……決して安全なものだけではないが、限りなく“合法的な手段”だけでハイになるとういう噂の方法がある。化学物質に詳しいサイエンスライター、くられ氏はこうした数々の合法トリップについてどう見るのか。

◆合法でもハイになれるからこそ気をつけたいこと

 まず、アロマオイルを熱して吸うことについては「アロマオイルの香りは深い原始的な部分、大脳辺縁系に直接作用します。ゆえに興奮したり、行動が変わるきっかけとして働きます」

 アロマオイルの効能の一つと呼ばれる、催淫効果は確かにあるのだろうか。

「人間は新皮質での抑制力が高いために、動物のように発情したり、精神の変化をダイナミックにもたらすことはないでしょう」

 記者が実際に試したときに感じた多幸感は、厳密には違うようだ。それではアロマオイルより強力な香りのする香辛料はどうなのか?

「香辛料は医食同源に使われ、中にはナツメグのように向精神作用があるものもあります。ただ毒性もあるので、食品だからといって規格外の使い方をするのはおすすめできませんね」

 「ジュニパーベリーを大量に食すとハイになる」という検証では、笑い上戸になったり、テンションが異様に高まった。これについては「成分に体が反応した証拠」と言うが、同氏の言うように毒性が表出する場合もありうるため常用するのは不安だ。

 それでは、トランス音楽を聞いて気持ちよくなったり、瞑想体験をすることについては?

「聴くと意識が変わったりする音楽や、能力を高める音なんてものは存在しません。

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