「てるみくらぶ」倒産に見る激安ツアーの裏側…安くても信頼できる旅行会社のボーダーラインはどこ?

「てるみくらぶ」倒産に見る激安ツアーの裏側…安くても信頼できる旅行会社のボーダーラインはどこ?

経営破綻の会見を行う「てるみくらぶ」の山田千賀子社長。ツアー代金支払い済みの被害者は9万人ともいわれている

 記憶に新しい格安ツアー会社「てるみくらぶ」の経営破綻。激安商品で痛い目を見た人も多数出た。しかし、安くていい商品なら越したことはないと思うのが消費者の本音。これ以上はヤバいという安さのボーダーラインを探りつつ、最新激安商品の舞台裏を解明した!

◆「てるみくらぶ」倒産に見る激安ツアーの裏側とは?

 「てるみくらぶ」の経営破綻。実際、同社のツアー参加者から「4万円のグアムツアーに参加したら、ホテルがグレードダウンされていた」(50歳・設計)といった被害体験も寄せられた。

 この対応に「考えられない。予定したグレードのホテルが手配できなければオプションを無料で追加したり、ワンランク高いホテルにします。本来ならグレードを下げることはあり得ない」と話すのは、元旅行会社社員でトラベルライターのリュウジ氏だ。

「てるみくらぶは中高年層を取り込むために以前から高額な新聞広告の掲載を積極的に行っていましたが、このビジネスモデルは旅行会社としてはもう古い。通常、ツアーの粗利は10%もなく、ハワイなど海外の人気リゾートは競争が激しく7%程度。格安がウリの同社はそれ以下かもしれません。広告費ばかりかかっていては、経営が行き詰まるのも当然です」

 さらに航空会社やホテルからの入金は半年先の場合もあり、キャッシュフローの流れが悪い旅行業界特有の事情も影響しているとか。

「てるみくらぶが実施していた現金一括入金限定ツアーなどのキャンペーンは、資金繰りの悪化を表していたのでしょう」(リュウジ氏)

 では質の低い激安ツアーはどう見極めればいいのだろうか?

 これについて大手旅行会社の社員は、「企画と主催の旅行会社が異なる激安ツアーはなるべく避けたほうがいい」と明かす。

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