天皇家に関する素朴な「3つの疑問」を日本一やさしく解説

天皇家に関する素朴な「3つの疑問」を日本一やさしく解説

1973年、香川県生まれ。憲政史家 撮影/林紘輝

 6月9日に天皇陛下の退位に関する特例法が成立。「光格天皇以来、約200年ぶりの譲位が実現」と各メディアが一斉に報じた。昨年8月8日に表明された陛下の「お言葉」から、およそ10か月。天皇家の在り方について、各所で様々な議論が飛び交ったが、憲政史家の倉山満氏は「そもそも圧倒的多数の日本人が、天皇のことを知らなすぎる」と訴える。つい先日、新刊『日本一やさしい天皇の講座』を緊急出版した氏に、天皇に関する「そもそも」の話を語ってもらった。

◆【疑問1】皇室はどうして必要なのか?

倉山満(以下、倉山):日本人が必要だと思っているからです。少なくとも、これまではそうでした。我が国は公称2677年、「神話」の時代を除いても、1400年の歴史を数えます。現存する国家のなかで、最長不倒記録を有しており、今もなお継続中です。その間、皇室がなくならなかったのは、日本人が必要だと思い続けてきたからです。今もそうです。仮に未来の日本人が「皇室や天皇なんていらない」と言ったら、おそらく必要なくなります。個人的には、そうなってほしくはありませんが。

――もし皇室がなくなると、日本はどう変わりますか?

倉山:そのときは、日本が日本でなくなります。皇室が国の中心であり、天皇が国の本来の持ち主である、というのが日本の国家体制ですから。これは歴史がつくった事実なので、好き嫌いの話ではありません。天皇を戴かなくなった国は、もう日本ではないんです。

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