ロード・ウォリアーズ解散の衝撃――フミ斎藤のプロレス読本#022【ロード・ウォリアーズ編7】

ロード・ウォリアーズ解散の衝撃――フミ斎藤のプロレス読本#022【ロード・ウォリアーズ編7】

『フミ斎藤のプロレス読本』#018 ロード・ウォリアーズ編エピソード7は、LOD(リージョン・オブ・ドゥーム)の突然の解散にまつわるエピソード。(写真はWWEオフィシャルマガジン「SPOTLIGHT」誌表紙より)

 1992年

 ロード・ウォリアーズが9年間つづいたタッグチームを解散したのは1992年8月。もっと正確にいえば、WWE所属のLOD(リージョン・オブ・ドゥーム)のメンバー、ホークとアニマルがコンビを解消――。

 “サマースラム92”ロンドン大会が、このふたりがタッグを組んでの最後の試合となってしまった。

 WWEのツアー・グループは“サマースラム”終了後、イングランドに残って2日間のTVテーピングをおこなったが、もうそこにはホークの姿はなかった。

 あとからわかったことだが、ウェンブリー・スタジアムでの試合が終わった翌日、ホークは予定されていたテレビ撮りの日程をすっぽかして、さっさとひとりでアメリカへ帰ってしまったのだった。

 ホークは、もうかれこれ1年もまえからWWEを出たがっていた。しかし、パートナーのアニマルは残留を強く主張し、ことあるごとにふたりは衝突をくり返した。

 ふたりのケンカをまるくおさめるために、休業していたマネジャーのポール・エラリングが現場に復帰してきた。やっぱり、あくまでもホークとアニマルがいっしょじゃないとビジネスにならない。

 “サマースラム”から1週間後、日本にもようやく「LOD解散」のニュースが伝わってきた。某夕刊スポーツ新聞には「ホーク引退」なる見出しがデカデカと載った。

 そういえば、“サマースラム”でテッド・デビアス&IRS(マイク・ロトンド)と闘ったときのホークのビジュアルにはそれなりの異変が表れていた。

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