吟醸酒をお燗したら不味くなるは本当か? ビジネスマンのための一目おかれる酒知識

吟醸酒をお燗したら不味くなるは本当か? ビジネスマンのための一目おかれる酒知識

自分好みの温度を見つけるとさらに日本酒が美味くなる

〜ビジネスマンのための一目おかれる酒知識 第5回日本酒編その2〜

 ビジネスマンであれば、酒好きでなくても接待や会食で酒に親しむ機会は多いです。そして多くの人は「それなりに酒に詳しい」と思っているはず。しかし、生半可な知識、思い込みや勘違いは危険。飲み会の席で得意げに披露した知識が間違っていたら、評価はガタ落ちです。酒をビジネスマンのたしなみとして正しく楽しむために「なんとなく知っているけどモヤモヤしていた」疑問を、世界中の酒を飲み歩いた「酔っぱライター」江口まゆみがわかりやすく解説します。

◆吟醸酒をお燗したらいけない!?

「大将、これお燗にして」

「ダメだよお客さん、これは大吟醸だから冷やして飲まなくちゃ」

「そうなの? 俺は燗酒が飲みたいんだけど」

「じゃ、こっちの純米酒にしてください」

「それじゃなくて、この大吟醸が飲みたいんだよ」

「ダメダメ、ウチはね、大吟醸はお燗にしませんから!」

 こういう押し問答、よくありますよね。とくに酒のウンチクたっぷりの日本酒専門店に多いような気がします。このあとに続くお店の言い分は、だいたい次のようなものです。

「吟醸酒はお燗にすると香りが飛んでしまう」

「燗酒は純米酒や本醸造酒こそふさわしい」

「大吟醸をお燗にするなんてもったいない」

 あなたも上から目線でこのように説得されて、「そういうものなのか」と信じていませんか?

 でも、本当に吟醸酒はお燗にしてはいけないのでしょうか。

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