加計学園問題で話題の「出会い系バー」はそんなに健全な場所だったのか【コラムニスト木村和久】

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― 木村和久の「オヤ充のススメ」その166 ―

 加計学園問題における渦中の人物、文部科学省前事務次官の前川喜平さんの報道で、出会い系バーが貧困者を救う慈善組織のような扱いになっていますが、果たしてそうでしょうか。

 何度か取材で出会い系バー&喫茶にお邪魔していますが、そんなとこじゃないような気がします。確かにお話を聞くだけもできますが、多くはもう少し突っ込んだ大人の関係を模索し合う場所だと思うのです。

 もちろん、前川さん的に貧困の調査をして小遣いをあげて世間話をして、親身になって聞いてくれる素敵なオジサマ的演出も可能です。でも、それって「おっぱいパブ」に行って乳を揉まないようなものですよ。よくいるんだよね、セクシーパブで気障ぶるやつ。「惚れたから、俺は揉まない」とか言っていってさ。「そう、揉まないの? じゃあオレが揉ましてもらうわ〜」というと、その人がムンクの絶叫みたいな顔をしてたもの。さすがにこちらも揉むとは言ったが、触れない雰囲気になりましたね。

 昔、五木寛之先生の「青春の門」で文学少女的な娼婦のカオルがいて、主人公の信介はカオルを呼びつつも、手を出さなかった。そういうエピソードが描かれています。たぶん前川さんも青春の門を読んでいて、これを出会い系バーに応用したんじゃないか、そう思えてなりません。

 前川さんが貧困ばかり強調するから、出会い系バーが漫画「タイガーマスク」に出てくる施設「ちびっこハウス」に見えて仕方ない。

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