キャリア構築に失敗した45歳・男の経歴…雑用スタッフのまま勤続15年、年収は380万円

キャリア構築に失敗した45歳・男の経歴…雑用スタッフのまま勤続15年、年収は380万円

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 40代ともなれば給料も上がり、若い頃よりも楽できると思っていたのに。そう嘆く声は多い。昨今、低所得にあえぐ40代が急増中だ。その理由は出世できない、転職回数が多いなどさまざま。中年でも稼げない時代が来ている――

◆一貫性のない職歴でキャリア構築もままならず、雑用スタッフのまま現在に

…山本辰夫さん(45歳・既婚)/飲食店/年収380万円

 山本辰夫さん(仮名・45歳・既婚)は現在までに3回転職をした。現在の会社では一度昇進し、月5万円給与がアップしたものの、その後業績悪化でボーナスはカットされ、昇格前の低所得のままだ。

「今の会社は外食産業で、僕は飲食店経営本部の総務管理部で社内SEをしています。昇格しやすいのは、もっぱら表側に立つ人間で、ソムリエや調理長など資格を取ればその分評価されます。かたやSEの僕はいつ何を聞かれてもソリューションを提案できるように技術は磨いていますが、いかんせん会社にはITに詳しい人がいません。いくらスキルを磨いたところで、評価されないんです」

 山本さんは、休日に自腹で格安SIMを買って古いスマホに入れてデータ通信ができるかどうかの実験に勤しむ。成功したら、「スマホを新調しなくても古いスマホでデータ通信ができます」と経費削減の方法を提案できるからだ。

「こうしたIT機器に年間十数万円投じてきましたが、これが会社にとって利益になっても、『できて当然』と言われるだけ。

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