モテることに慣れていない男ほど、極端なセックスにハマりやすい【鈴木涼美】

モテることに慣れていない男ほど、極端なセックスにハマりやすい【鈴木涼美】

鈴木涼美氏

 従来、「性についての分断」といえば、「セックスレス」か「やりまくり」の2分類というのが相場であった。しかし、ここ最近はさらに細分化しつつあり、「やりまくり」の中でも二極分化が激しくなり、男性全体で言えばセックスの価値観は多極化している。では、このセックス観とはどのように決まっていくのだろうか?

「男性のセックス観を決めるのは、女性の面倒くささを愛せるかどうかです」と分析するのは、作家の鈴木涼美氏。

「女性は、自分は体目当ての女なのではと悩む一方で、セックス対象として見られないことにも不安を感じてしまうアンビバレンツな感情を常に抱いています。セックスが自信に直結しやすい男性とは違い、複雑な面倒くささがある生き物。この面倒くささに対して耐性だけ身につけた男性と、耐性だけでなく魅力まで感じられた男性とでは大きな差があるのではないのでしょうか?」

 また、男女間のとある差異が異性のセックス分断化をより極端なものにしていると指摘する。

「女性はある日突然“非モテ”が“モテ”に転じることが少ない。半面、男性は進学や就職によって突然“モテ”のステージに上がってしまうことが起こり得ます」

 するとどうなるか? 生まれながらにモテていたり、努力によって得た“モテ”ならば身の丈に合った性嗜好に落ち着きやすい。しかし、モテることに慣れていない人ほど、極端なセックスにハマりやすいという。

「女性の側もエリートヤリチンなどにセフレにされたりしても、悲劇のヒロイン的に楽しむ女子のオナニー的文化があり、需要と供給のマッチングがないわけではありません。

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