上智大卒も38歳で無職のワケ「高卒からバカにされ…」

上智大卒も38歳で無職のワケ「高卒からバカにされ…」

36歳まで親から月8万円の仕送りをもらい続けていた、いわゆる“ボンボン”の田宮さん。工場勤務を堪えられるはずもなかった

近年、学歴に比例して所得も高くなるといった単純明快なロジックは崩壊しつつある。高学歴→貧者、低学歴→富者といった学歴ミスマッチが生まれる土壌とは何か。学歴に翻弄される人々の実情を追う!

●上智大学(偏差値68) 年収0円

〜田宮正義さん(仮名・独身・38歳)無職〜

◆コネ入社先は高卒者の吹き溜まり。高プライドが邪魔して退職へ

「正直、有名私大卒と高卒者では育ちが違うじゃないですか? それが嫌で仕事を辞めました」

 そう話すのは現在、無職の田宮正義さんだ。上智大学卒業後は就活に失敗し、正社員の職に就けず、小さな広告代理店で派遣社員として勤務。36歳のときに親から「いい加減、まともに就職しろ」と言われ、父親が役員を務める関西の金属製造メーカーにコネ入社したという。

「大卒は役員以外だと僕だけ。社長からは“将来は経営に参画してほしいが、まず現場を経験してくれ”と言われ、仕方なく工場勤務することになったんです。そこは高卒者の吹き溜まりで、同期は“イラク派兵された”が自慢の元自衛隊員。会話といえば野球か漫画か風俗で、40歳過ぎて『週刊少年ジャンプ』の貸し借りをしている姿にはドン引きしました」

 朝7時から夜8時まで働き、月収30万円。36歳にしては安月給かもしれないが、派遣社員をした身なら高待遇な気もするが……。

「大卒の役員の息子が鳴り物入りで入社したのに、仕事ができない。高卒者からバカにされる気持ちがわかりますか! トイレを使用したら、名前をボードに書かないといけないし、会社のレベルが低すぎて3月付で退職しました」

 コネ入社させてもらった親には、申し訳ない気持ちはあるらしいが、「高卒者に交じって働くのはプライドが許せない」と話す田宮さん。無職になった今、親元から逃げるように東京に舞い戻ってきた。

 しかし、次の就職先もいまだ決まらず、不安な気持ちを酒でごまかす日々。“貧者街道”から抜け出す術はなさそうだ。

― [高学歴貧者]の正体 ―

続きは日刊SPA!で

1

関連記事(外部サイト)