政治アイドル・町田彩夏「AKB総選挙はCDを買わなければ投票できないけど、本物の選挙はタダです」

政治アイドル・町田彩夏「AKB総選挙はCDを買わなければ投票できないけど、本物の選挙はタダです」

「若者に政治を知ってもらい、日常で語れるようになれば、選挙も楽しめる」と朗らかに話す町田彩夏さん(撮影/八尋研吾)

「日本では、政治が生活と切り離されて語られることがほとんど……。政治を語ることがタブーの日本を、語ることが日常の日本に変えたいんです」

 耳慣れない“政治アイドル”の看板を掲げ、慶應義塾大学法学部で学ぶ傍ら、講談社主催のアイドルオーディション「ミスiD2016」で安藤美冬賞を受賞した町田彩夏は、日本の政治への想いをこう話した。

「待機児童の問題がよく取り上げられているけど、保育園ってもともと生活の延長にあるもの。でも、『待機児童問題』という切り口で社会問題として語られると、多くの人から自分とは関係ないことのように捉えられてしまう……。

 だから、もっと政治を語りやすくなるように、政治が私たちの生活に密接していることを知ってほしい。ただ、政治が縁遠いのも事実。ならば、政治とエンターテイメントを掛け合わせれば、政治に関心がない人にも興味を持ってもらえるのでは、と思ったんです」

 「ミスiD」は、ビジュアルばかり重視する従前のオーディションとは違い、個性や活動、発信力などを総合的に審査する。だが、応募者4000人中、「政治」をテーマに据えたのは町田ぐらいだったという。それでも町田が自らを「政治アイドル」と名乗るのは、確固とした理由があるからだ。高校2年生のとき、18歳選挙権の実現を目指す若者の団体「Teen’s Rights Movement(TRM)」を立ち上げ、昨年の参院選での投票年齢引き下げに貢献した。

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