快速、快適、高画質――30年間変わらないキヤノンEOSの設計思想

快速、快適、高画質――30年間変わらないキヤノンEOSの設計思想

キヤノンの歴史を支えてきた一眼レフカメラ。家塚氏のコレクションも多い。右下は製品説明で使ったスケルトンボディの「EOS 650」

2017年、カメラとレンズで構成されるキヤノンの「EOSシステム」が、誕生から30周年を迎えた。システムの強化と拡充を図り続けたEOSシステム。長年愛され続けた裏には、ユーザーを第一に考えた設計思想があった

 一眼レフカメラが、現在よりもさらに高嶺の花だった70年代。キヤノンは1976年に、当時のあらゆる技術を結集し、世界で初めてCPU(Central ProcessingUnit)を搭載した、シャッタースピード優先式の一眼レフカメラ「AE-1」を発売する。

「当時は高校生で、まだカメラに興味を持っていませんでしたが、AE-1の『連写一眼』というキャッチフレーズは、今でも鮮明に覚えています」とは、当時を知るキヤノンの笠松厚雄氏。同席した家塚賢吾氏も、「後継機の宇崎竜童さんのテレビコマーシャルがかっこよくて。AE-1シリーズは若者の憧れでした」と、少年時代を懐かしむ。

●笠松厚雄氏……キヤノンイメージコミュニケーション事業本部ICB製品事業部主席。1984年に入社。長年EOSに関わる

●家塚賢吾氏……キヤノンイメージコミュニケーション事業本部ICB製品事業部 課長。1991年入社。多数の愛機を持参してくれた

⇒【写真】はコチラ(AE-1 PROGRAM)https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1355652

 AE-1は、アクセサリーのパワーワインダーAを使うことで、秒間2コマの連続撮影が可能になる。

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