都民ファースト最有力の新人候補が最も遅い当確だった――投開票日に見せた素顔【密着ルポ】

都民ファースト最有力の新人候補が最も遅い当確だった――投開票日に見せた素顔【密着ルポ】

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 7月2日に投開票が行われた東京都議会選挙は、小池百合子東京都知事が率いる都民ファーストの会(以下、都民ファ)の圧勝に終わった。今後4年間の都政を託された都民ファの新人議員たちの素顔はどんなものなのか。開票日当日、武蔵野市の都民ファの候補者・鈴木邦和(28)に密着取材し、“都議誕生”のその瞬間までを追った。

◆「自分のことより見てられない」

 7月2日20時50分頃、東京・JR吉祥寺駅近くのヨドバシカメラ横にある都民ファーストの会公認候補・鈴木邦和の事務所では、テレビで中継される「小池圧勝」の報に沸き立ちながらも、どこか緊張感が張りつめていた。

 公示日ギリギリで公認を出した町田市などでも、都民ファが軽々と圧勝を決めたと報じられていた。中央区や千代田区などの“激戦区”でも、都民ファの候補者の当確が早々と出ていた。しかし、鈴木が出馬している武蔵野市では、民進党の候補者が僅差でリードしているという出口調査の予測が流れていた。

 事務所に集まった50名弱のスタッフと支援者たちは、用意された大きなスークリーンに映しだされる開票速報を心配そうにじっと見つめている。クーラーは入っているが、人の熱気ですこし蒸し暑いくらいだ。当事者である鈴木は、会場の左後ろで椅子に座り、手にした緑茶のペットボトルを時折飲みながら、足を組んで、じっと前を見つめていた。

 会場からは、「23時頃まで決まらなそう」といった声が漏れだしていた。

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