貧困層が都心の格安ゲストハウスやシェアハウスで生活して『新たなドヤ街』に

貧困層が都心の格安ゲストハウスやシェアハウスで生活して『新たなドヤ街』に

記事まとめ

  • 過去の遺物と思われがちな『寄せ場』や『ドヤ街』は今も姿を変え残り続けているという
  • 料金を極端に抑えたゲストハウス、シェアハウスを拠点にする事例が急増しているらしい
  • 新宿や池袋などの都心徒歩圏内に格安ゲストハウス、シェアハウスが数多く存在している

敷金、礼金が払えない…貧困層が暮らす“新たなドヤ街”が都心に出現している

敷金、礼金が払えない…貧困層が暮らす“新たなドヤ街”が都心に出現している

2段ベッドが2つ並ぶ4人部屋。衣類や歯ブラシを詰めたボストンバッグが現在の全荷物。仕事に行く際はコインロッカーに預ける

 労働者に日雇いの仕事を斡旋する「寄せ場」、日雇い労働者のための簡易宿泊施設が立ち並ぶ「ドヤ街」。過去の遺物のように思われがちなこれら地域だが、今も姿を変え脈々と残り続けているという。

「現在は日雇い労働もネットでマッチングする時代です。かつての寄せ場がネットの中に移ったことで、労働者たちもドヤ街のような特定の地域に集まる必要がなくなりました。とはいえ、定住する家を持てない貧困層そのものがいなくなったわけではなく、現在でも都心の格安ゲストハウスやネットカフェを転々としながら生活する貧困層は少なくありません」

 そう語るのはNPO法人「もやい」の大西連氏。10年前に「ネットカフェ難民」という言葉が流行したが、現在はネットカフェのみならず料金を極端に抑えたゲストハウス、シェアハウスを拠点にするケースが急増しているのだとか。

「傾向として、彼らは労働現場までの交通コストが抑えられる都心部やターミナル駅付近に集まりやすい。そのため、新宿や池袋、上野などの都心まで徒歩圏内のエリアにはゲストハウスやシェアハウスが数多く誕生しています。なかには個人が借りた部屋に仕切りを設け、民泊と同じ要領で貧困層向けゲストハウスを運営している脱法的な例も。シェアハウスといっても、1人あたり3畳ほどしかない相部屋パターンも多いようです」

 ネットで検索すると、たしかに新宿や池袋などの都心徒歩圏内に1泊2000円程度のゲストハウス、1か月2万円〜のシェアハウスが数多く存在していることがわかる。

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