芸能スクープの“イキすぎた取材・報道”は違法なのか? 弁護士・佐藤大和の見解

芸能スクープの“イキすぎた取材・報道”は違法なのか? 弁護士・佐藤大和の見解

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 人気俳優の小出恵介さんが、未成年の女性と飲酒し、好ましくない交遊があったとして問題となった。その事件は写真週刊誌の報道によって広く世間に知られることとなったのだが、“その報道がイキすぎたものではないか”という声もある。

「国民には知る権利があり、マスコミには報道する自由があります。しかし、その報道が人の権利や法律を侵害するにいたった場合、それは“イキすぎた報道”だと僕は判断しています」

 そう語るのは弁護士の佐藤大和氏(レイ法律事務所、東京弁護士会所属)だ。国民の知る権利のために報道の自由がある。それは大事なことである。しかし、芸能人のゴシップ報道においては「本来の報道の役割・あるべき姿とかけ離れてしまっている場合もある」と佐藤氏は言う。

「一部のメディアは、視聴率や利益に向かって走ってしまっている。そのためブレーキがきかない、ということが大きな問題点だと思います」

 弁護士であり、今年5月に芸能人の権利を守る「日本エンターテイナーライツ協会(ERA)」を設立した共同代表理事のひとりである佐藤氏に、芸能人・マスコミはどうあるべきか話を伺った。

◆芸能人側もマスコミに対して声をあげるべき

「テレビや雑誌の報道でも名誉毀損で訴えられることはあります。芸能人側が裁判で勝った事例も珍しくありません。しかし、賠償金は数十万円から数百万程度で、一千万円を超えることは少ないといえます。

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