日本企業が、非人道兵器「クラスター爆弾」製造企業に4年で約2200億円を投融資

日本企業が、非人道兵器「クラスター爆弾」製造企業に4年で約2200億円を投融資

クラスター爆弾を投下する米軍の爆撃機

 「非人道兵器」として使用や製造が国際条約で禁止されているクラスター爆弾に、三菱UFJFG(以下、三菱UFJ)、三井住友FG(以下、三井住友)など日本企業が過去4年間で約2200億円に上る投融資をしていることが判明した。

 クラスター爆弾とは、空中で親爆弾から数百発の子爆弾が飛び出し、広範囲に地上を攻撃する兵器。軍人も民間人も無差別に攻撃し、10〜30%の子爆弾が地雷のように地上に残り、戦闘が終わった後もその地域の人々に被害を出し続ける。米国のアフガニスタン、イラク攻撃で使用され、近年ではシリア内戦でも使用された。

 クラスター爆弾製造への投融資について報告書をまとめたNGO「PAX」のマイッケ・ベネシュ氏は会見で「被害者の94%は民間人、その40%が子供だ。資金を投じなければ企業もクラスター爆弾を製造できない。金融機関は投融資をやめるべきだ」と訴えている。

◆クラスター爆弾禁止条約締約国では日本が最多額?

 PAXの報告書によれば、世界全体で2013年から現在まで、166の金融機関が約310億ドル(3.5兆円)の投融資を行っていて、クラスター爆弾禁止条約の締約国では日本の金融機関の投資額が最も多い。中でも、三菱UFJはPAXの報告書で「クラスター爆弾製造企業との取り引き額で世界7位、融資額3位、投資・銀行業務では5位に入っている」と指摘されている。

 日本の銀行でつくる一般社団法人「全国銀行協会」は、2010年に「クラスター爆弾製造への投融資を行わない」との申し合わせをした。

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