ラブドールの顔やメイクはどのように創られるのか――女性ファンも急増、もはやアートの領域に

ラブドールの顔やメイクはどのように創られるのか――女性ファンも急増、もはやアートの領域に

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 “ダッチワイフ”といえど、幼い雰囲気から大人びた顔立ち、どこかアニメのキャラクターを彷彿させるものまで様々だ。そのなかには、指の指紋など細かなディテールに至るまで、人間の体を忠実に再現した高級品が存在する。まさに、“人として”のリアリティーを追求したモノを“リアルラブドール”と呼ぶ。そして、近年は男性ユーザーだけでなく、女性のリアルドールファンまで増えているらしい。

 そんなリアルドールの印象を決定付けているのは、やはり人間と同様に“顔”。頭部ではないだろうか。では、リアルラブドールの顔や頭部はどのような過程を経て、製作から完成に至るのだろうか。そこで今回は、今年で創業40周年を迎えたドール製作の第一人者と呼べるオリエント工業にリアルラブドールのメイクアップや造形のこだわりを聞いてみた。

◆人間とドールのメイクアップは真逆

 オリエント工業のリアルラブドールは本物の女性と見間違えるほどその完成度が高い。ドールメイク担当者がこう話す。

「ドールの全身はシリコンを使用して創られています。型取りされたばかりの頭部には当然、着彩がされていません。そこからメイクを施していくのですが、人間とドールのメイクアップではかなり異なります。例えば、人間のメイクであれば、目の下のクマや小鼻のくすみはファンデーションやコンシーラーで隠しますよね。一方で、ドールのメイクアップはその逆で、あえてクマやくすみなどを表現し、できる限り人間の地肌に近づけます」

「ドールと人間の決定的な違いは動かない点です。

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