今と昔の不倫マンガを比較「現代を映す不倫マンガ3選」

今と昔の不倫マンガを比較「現代を映す不倫マンガ3選」

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空前のゲス不倫ブーム(?)となった昨年。今年になっても次々と有名人の不倫報道は加熱し続けている。

◆不倫のリスクや周囲への影響を掘り下げて描く

 「主人公の女がクズすぎてまったく共感できない」と話題になったテレビドラマ『あなたのことはそれほど』(いくえみ綾原作)。その「共感できなさ」にこそ、昨今の不倫マンガのリアルがあるとライターの山脇麻生氏は指摘する。

「’90年代に人気を博したマンガ原作の不倫ドラマといえば『Age35』(柴門ふみ)などがありますが、そこで描かれていたのは、困難を乗り越えて結ばれるべき2人が結ばれる、という2人だけの世界。というか、それ以外の登場人物の心情は、2人をくっつける邪魔をしないよう管理されていました」

 しかし、昨今の不倫マンガは「こいつとくっつくべき」という結論ありきではない。

「今までならストーリーの進行のジャマをしなかったサブキャラにもスポットを当てて、不倫を介して起きる周辺のさざなみや、人間関係の難しさを掘り下げて描くことに主眼が置かれています」

 なかでも注目する作品は?

「最初は夫の不倫を全否定していた妻が、自分も不倫に流されそうになってしまったことから夫を許そうと考えたり、夫の嘘を知り、また気持ちが頑なになったりと振り子のように揺れる気持ちと信じることの難しさを描いた『ホリデイラブ』はとてもリアル。55歳独身の女性漫画家が主人公の『月と指先の間』は、恋愛を盛り上げるための不倫ではなく、主人公の生き方そのものを表す一要素として不倫が描かれています」

 最後のひとつは「夫婦公認不倫」というテーマで夫婦のありかたを問い直す『1122(いいふうふ)』。

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