たかが枝豆と侮れない!青森県のソウルフード“毛豆”最強決定戦

たかが枝豆と侮れない!青森県のソウルフード“毛豆”最強決定戦

たかが枝豆と侮れない!青森県のソウルフード“毛豆”最強決定戦の画像

 青森県弘前市。田んぼが黄金色に染まる秋。ここで密かに繰り広げられた熱き戦いがある。9月22日夜、津軽屋台村かだれ横丁にて開催された「最強毛豆決定戦2017」。だが、“毛豆”と言われてもなんのことだかサッパリわからない読者がほとんどではないだろうか(笑)。

 毛豆とは、青森県在来の枝豆で、通常に比べてサヤが大きく、全体が金茶色の毛で覆われていることが特徴だ。そして、濃厚な味わいとほっくりとした食感……。青森県民にとってはソウルフードとも言える。

 毛豆は、米が凶作の年でも育つことから、田植えの後に、苗代や畑のすき間に種が播かれてきた。一般的な枝豆の最盛期は真夏だが、毛豆は9月終盤から10月上旬が収穫期。農家にとっては貴重な保存食であり、そのほとんどが県外不出で自家消費されてきた。

 とはいえ、ぶっちゃけ枝豆でしょ……と侮るなかれ。今回は「うちの毛豆がいちばん!」というプライドをかけた、一世一代の大勝負をリポートする!

◆純粋に味のみで決められる最強毛豆決定戦

 毛豆は、作り手によって見た目から味わい、風味がまったく異なるそうだ。参加者たちはそれぞれがこの日のために試行錯誤を重ね、王者の座を目指す。今回で5度目の開催となる同大会だが、前回グランプリを獲得したのは長内将吾さん。もともとは調理師をしていたが、そのときに祖母が晩酌用にと出してくれた毛豆の味が忘れられず、農業の道に進んだ。

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