「AV業界がV字回復する要因なんてひとつもない」絶望系ライター中村淳彦の憂鬱

「AV業界がV字回復する要因なんてひとつもない」絶望系ライター中村淳彦の憂鬱

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 アダルトビデオに無理やり出演させられる女性たちの被害を、2016年3月に国際人権NGOヒューマンライツ・ナウが報告書で発表して以来、一気に社会問題化したAV出演強要問題。

 その3か月後には大手AVプロダクション・マークスジャパンが摘発され報道は加熱。結局、この事件は不起訴処分となったものの、問題は鎮静化することなく被害者たちの告発は今も続いている状況だ。

 そんな混迷を極めるAV業界だが、業界の未来を予言するかのような”不気味”な新刊が上梓された。『AV女優消滅 セックス労働から逃げ出す女たち』(幻冬舎新書)がそれだ。

 著者は、近年貧困女性やAV女優の残酷な労働現場の実態を執筆しているライターの中村淳彦氏。

◆「AV女優消滅」の真意

 人気AV女優がTwitterやブログのアカウントを持ち、自身の考えを表明するのが普通になった現在。また、トップ女優の中には地上波TVに出演するケースも少なくなく、日本のみならず世界中にファンを持つAV女優も出てきている状況を見ると、AV業界は一部市民権を得たように思われる。

 だが、そうした状況とは真逆に、中村氏は「近いうちにAV女優が消滅してもおかしくない状況」だと言う。

 その意図はどのようなものなのか。

◆「AV業界がV字回復する要因なんてひとつもない」

――「AV女優消滅」とはずいぶん衝撃的なタイトルですね。賛否両論飛び交いそうな。

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