「AIで消えそうな仕事」の筆頭は税理士。“生き残り策”に乗り出しはじめる人が多数

「AIで消えそうな仕事」の筆頭は税理士。“生き残り策”に乗り出しはじめる人が多数

高田晃一さん(仮名・47歳)が一念発起して取得したファイナンシャルプランナーの資格。そのガッツでぜひ人にしかできない仕事を開拓してほしい

 人工知能(AI)の進化によって仕事を奪われる――。そんな話を聞いたことがある人も多いだろう。すでに、「ロボットが接客する世界初のホテル」や「ドバイ警察がロボコップを正式採用」など象徴的な事例はあるが、我々の職場にも「AI化」は日々忍び寄っているのだ。

◆“パソコンに向かうだけの簡単なお仕事”が……

 かつては安定性と高収入が魅力といわれていた税理士だが、今や「AIで消えそうな仕事」の筆頭に挙げられている。高田晃一さん(仮名・47歳)は「その波は着実に押し寄せている」と、危機感をあらわにする。

「AI以前に、『freee』や『マネーフォワード』といったクラウド会計ソフトが普及してきたことが大きい。“税理士や会計事務所は不要になる”という触れ込みで利用者も広まり、最近は税務申告を行える仕組みも整ってきていますからね」

 クラウド会計ソフトの特徴は、銀行口座やカードを登録するだけで取引明細を自動取得してくれて、勘定科目なども自動で提案してくれること。

「会計事務所が行ってきた記帳代行業務の手間を減らしてくれるものでもあるんですが、仕事を奪われる危機感のほうが大きい。現状は、計算ミスなども含めてシステムに不備が多く、税務申告までに僕ら税理士がサポートできる余地もありますが、これらのソフトが本格的にAIを実装したらどうなるんでしょう……」

 何より高田さんを焦らせているのは、同業の税理士たちが続々と“生き残り策”に乗り出していることだ。

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