個人情報はどうやって流出するのか? 匿名で告発! 市役所職員がストーカー行為に走ったケースも

個人情報はどうやって流出するのか? 匿名で告発! 市役所職員がストーカー行為に走ったケースも

約30億以上のアカウントから個人情報が流出した米ヤフー。昨年12月には10億人と発表していたが、史上最大規模の流出事件となった。規模こそ違えど、こういった情報流出は国内にもある

 大企業の不正やミスが次々と発覚している昨今。その隠蔽メカニズムを探るべく、SPA!は匿名の告発者を調査し、実情に迫った。

◆数万人規模の顧客情報を社外に持ち出して流出

 昨今の企業トラブルで耳にすることの多い個人情報の流出。10月にも米ヤフーで30億人分の個人情報が漏れたことが話題となったが、こうした事例は国内でも珍しくない。大手消費者金融会社に勤めるO氏は「数万人規模で顧客情報が流出している」と告白する。

「会社が経営危機になった際、過払い金専門の弁護士事務所に転職する社員が急増したんです。その際、“お土産”として多重債務者の名簿を持っていく社員が後を絶ちませんでした。端末を操作すれば名前・生年月日・住所が一度に表示されるシステムだったので、スクリーンショットを撮れば1枚の紙に数十人の情報が印刷できる。顧客情報は一件120〜130円程度で買い取ってもらえるので、例えば1万人分あれば給料3か月ぶん稼げるわけです。残業があるからと深夜のオフィスで大量に印刷すれば、簡単に持ち帰れる状態でした」

 現在はセキュリティも厳重となったが、数年前までは、顧客情報を印刷し放題な状態だったという。そして、この情報流出が世に出ないことにも理由があるという。

「この件については上司から口外しないように強く言われましたが、隠蔽の圧力といってもその程度。消費者金融と弁護士事務所の間でなあなあの関係が出来上がり、返金される過払い金もある程度のところで互いに手を打つようになる。

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