日米は戦わされた? アメリカの保守派が唱え始めた「スターリン工作史観」――評論家・江崎道朗

日米は戦わされた? アメリカの保守派が唱え始めた「スターリン工作史観」――評論家・江崎道朗

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【江崎道朗のネットブリーフィング 第26回】

トランプ大統領の誕生をいち早く予見していた気鋭の評論家が、日本を取り巻く世界情勢の「変動」を即座に見抜き世に問う!

◆なぜ日本だけが非難されるのか

 もうすぐ12月8日、真珠湾攻撃の日を迎える。日本のテレビでは、「日本の軍部が無謀な戦争を始めた」みたいな調子で報じるが、当のアメリカでは、この真珠湾攻撃について多様な見方が存在している。

 1941年12月7日(現地時間)、日本軍が真珠湾攻撃をした当時、アメリカのルーズヴェルト民主党政権は「卑怯な騙し討ち」と非難した。日米両国が懸命な戦争を避けるための外交交渉をしていたのに、日本がいきなり真珠湾を攻撃してきた、というのだ。

 しかし、日米交渉の経緯について知られるようになるにつれ、日米交渉を潰したのは、ルーズヴェルト民主党政権側であったことが知られるようになっていく。

 1948年にアメリカの著名な歴史学者チャールズ・ビーアド博士が『ルーズベルトの責任』(邦訳は藤原書店、2011年)を書き、「時のルーズヴェルト大統領は暗号傍受により日本軍による真珠湾攻撃を知っていたのに、対日参戦に踏み切るため、わざと日本軍攻撃のことをハワイの米軍司令官に知らせなかった」と批判する。

 このビアード博士の本について、翻訳家の足羽雄郎氏から聞いた一つのエピソードを紹介したい。

 1995年夏のことだ。

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