デートで割り勘 女性憤りも
2022年11月30日 15時54分SPA!

※写真はイメージです
◆SNSで頻発する男女の「奢り奢られ論争」
Twitter上では、たびたび男女の「奢り奢られ論争」 が起きている。要するに、デートにおいて男性が奢るべきか否かということだが、つい先日も勃発してしまった。
内容は、男性がマッチングアプリを通して知り合った女性を初デートで焼肉屋に誘ったが、女性の希望はほんの少し高めの別の焼肉屋だった(食べログの平均予算は4000円台の店)。その際に男性が「少しお金を出してもらうけどいい?」と割り勘を提案。すると、女性はデートをキャンセルしたというものだ。
しかしながら、男性のプロフィールには、日本人の平均よりも高水準の年収や、デート費用を出すと書かれていた。そんなLINEのやりとりのスクショが晒されたことで、さまざまな人が持論を展開することとなったのだ。
今回は、複数の女性の意見を聞きながら、全国100人の女性(未婚)を対象にアンケート調査をしてみた。
◆事前に奢ると言っていたのに割り勘は「ありえない!」
この騒動に対し「ありえない!」と憤るのはネイリストの千紘さん(24歳・仮名)だ。彼女も同じような経験があるという。
「私も先月マッチングした男性が自己紹介欄に“年収800万円〜。すべて奢ります”と書いてあったのに、連れていかれたのはチープなイタリアン。
さらに、お会計の段階で合計7000円のうち『3000円(出して)』と言われてびっくりしました。正直タイプでもないけど、年収と奢りに惹かれて会ったのに、これはないと思った」
その男性は千紘さんを褒めちぎり「またぜひ会いたい」と次回デートの約束を取り付けることに必死だったという。
「彼、35歳ですよ? さすがに11歳年上の人にほぼ割り勘で会いたいとは思いませんよ。次のデートはやんわり断ってバイバイしようとしたら『次は高級寿司に連れて行こうと思ったのに』『こんなハイスペ男を逃して残念だね』『もっと可愛い子なら初回から奢ってた』などと気持ちが悪いLINEがたくさん届きました(苦笑)」
◆10歳以上も年上の男性と食事に行くぐらいなら…
都内でOLをしている愛梨さん(22歳・仮名)も「(マッチングアプリでは)割り勘の人とは会う気はない」と言い切る。
「会う前に割り勘を示唆されたら絶対に会いません。美容にお金がかかっているし、化粧や準備に時間がかかる。その労力をかけてまでデート代も払ってくれない男性とは会いたくないです。同い年や年下ならまだしも30代や40代にもなって、20代の子と割り勘でご飯に行きたいって男性が一定数いますが……図々しすぎます」
愛梨さんは10歳以上も年上の男性と割り勘で食事に行くぐらいなら「パパ活しますよ」と苦笑い。
◆婚活中の女性「初デートは割り勘の男性が財布の紐が締まってそうで良い」
とはいえ、“割り勘でもアリ派”という女性も少なくない。都内の運送業者で経理をしている紗奈さん(31歳・仮名)はそのひとり。
「割り勘は全然アリです。ご飯に行く前に『少し出してもらえる?』と言われても特に気にしませんね。むしろ好感度が高いです」
紗奈さんは「絶賛婚活中」だというが……。
「アプリを使う目的が、“ご飯に行きたい”とか“異性と遊びたい”とか“恋人が欲しい”だったら、確かに奢ってくれる男性の方がいいです。ただ、私の場合は完全に結婚相手を探しているので。初めて会う人にすぐ奢っちゃうような男性よりも、ハッキリと割り勘と言える男性の方が財布の紐が締まっている感じがしていいなって」
◆アンケートの結果は「割り勘でも構わない」が63%
今回は、全国の20代~40代の女性(未婚)100人を対象に『マッチングアプリで出会った相手との初デート費用は、「奢ってもらいたい/割り勘でも構わない」どちらですか?』と質問してみたところ、次のような結果となった。
・奢ってもらいたい……37%
・割り勘でも構わない……63%
意外にも(?)63%の女性が初デートで「割り勘でも構わない」と答えた。だが、ここでは男性の年収や細かいプロフィール文などは考慮されていない。もしかすると、焼肉屋で割り勘を提示した件が炎上してしまった理由は、奢る奢らない以前に、男性が自己紹介で「デート費用を出す」と書いてしまっていたことなのかもしれない。
【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2022年11月25日
有効回答者数:20歳~49歳女性(未婚)100人
<取材・文/吉沢さりぃ>
【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。『bizSPA!フレッシュ』『BLOGOS』などでも執筆。Twitter:@sally_y0720
Twitter上では、たびたび男女の「奢り奢られ論争」 が起きている。要するに、デートにおいて男性が奢るべきか否かということだが、つい先日も勃発してしまった。
内容は、男性がマッチングアプリを通して知り合った女性を初デートで焼肉屋に誘ったが、女性の希望はほんの少し高めの別の焼肉屋だった(食べログの平均予算は4000円台の店)。その際に男性が「少しお金を出してもらうけどいい?」と割り勘を提案。すると、女性はデートをキャンセルしたというものだ。
しかしながら、男性のプロフィールには、日本人の平均よりも高水準の年収や、デート費用を出すと書かれていた。そんなLINEのやりとりのスクショが晒されたことで、さまざまな人が持論を展開することとなったのだ。
今回は、複数の女性の意見を聞きながら、全国100人の女性(未婚)を対象にアンケート調査をしてみた。
◆事前に奢ると言っていたのに割り勘は「ありえない!」
この騒動に対し「ありえない!」と憤るのはネイリストの千紘さん(24歳・仮名)だ。彼女も同じような経験があるという。
「私も先月マッチングした男性が自己紹介欄に“年収800万円〜。すべて奢ります”と書いてあったのに、連れていかれたのはチープなイタリアン。
さらに、お会計の段階で合計7000円のうち『3000円(出して)』と言われてびっくりしました。正直タイプでもないけど、年収と奢りに惹かれて会ったのに、これはないと思った」
その男性は千紘さんを褒めちぎり「またぜひ会いたい」と次回デートの約束を取り付けることに必死だったという。
「彼、35歳ですよ? さすがに11歳年上の人にほぼ割り勘で会いたいとは思いませんよ。次のデートはやんわり断ってバイバイしようとしたら『次は高級寿司に連れて行こうと思ったのに』『こんなハイスペ男を逃して残念だね』『もっと可愛い子なら初回から奢ってた』などと気持ちが悪いLINEがたくさん届きました(苦笑)」
◆10歳以上も年上の男性と食事に行くぐらいなら…
都内でOLをしている愛梨さん(22歳・仮名)も「(マッチングアプリでは)割り勘の人とは会う気はない」と言い切る。
「会う前に割り勘を示唆されたら絶対に会いません。美容にお金がかかっているし、化粧や準備に時間がかかる。その労力をかけてまでデート代も払ってくれない男性とは会いたくないです。同い年や年下ならまだしも30代や40代にもなって、20代の子と割り勘でご飯に行きたいって男性が一定数いますが……図々しすぎます」
愛梨さんは10歳以上も年上の男性と割り勘で食事に行くぐらいなら「パパ活しますよ」と苦笑い。
◆婚活中の女性「初デートは割り勘の男性が財布の紐が締まってそうで良い」
とはいえ、“割り勘でもアリ派”という女性も少なくない。都内の運送業者で経理をしている紗奈さん(31歳・仮名)はそのひとり。
「割り勘は全然アリです。ご飯に行く前に『少し出してもらえる?』と言われても特に気にしませんね。むしろ好感度が高いです」
紗奈さんは「絶賛婚活中」だというが……。
「アプリを使う目的が、“ご飯に行きたい”とか“異性と遊びたい”とか“恋人が欲しい”だったら、確かに奢ってくれる男性の方がいいです。ただ、私の場合は完全に結婚相手を探しているので。初めて会う人にすぐ奢っちゃうような男性よりも、ハッキリと割り勘と言える男性の方が財布の紐が締まっている感じがしていいなって」
◆アンケートの結果は「割り勘でも構わない」が63%
今回は、全国の20代~40代の女性(未婚)100人を対象に『マッチングアプリで出会った相手との初デート費用は、「奢ってもらいたい/割り勘でも構わない」どちらですか?』と質問してみたところ、次のような結果となった。
・奢ってもらいたい……37%
・割り勘でも構わない……63%
意外にも(?)63%の女性が初デートで「割り勘でも構わない」と答えた。だが、ここでは男性の年収や細かいプロフィール文などは考慮されていない。もしかすると、焼肉屋で割り勘を提示した件が炎上してしまった理由は、奢る奢らない以前に、男性が自己紹介で「デート費用を出す」と書いてしまっていたことなのかもしれない。
【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2022年11月25日
有効回答者数:20歳~49歳女性(未婚)100人
<取材・文/吉沢さりぃ>
【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。『bizSPA!フレッシュ』『BLOGOS』などでも執筆。Twitter:@sally_y0720
不細工な5番、6番へ 飯活ババアが自白しててクッソワロタm9(^Д^)プギャーwwwwwwwwwwwwwwww
「女性は奢られるのか当然だ」という考えが、性差別を助長する。
昔は、男性は外で仕事をし女性は家で家事をする事が常識であった。故に、男性は金を稼ぐ側であり、女性はその金を使う側という構図になっていた。テレビ(民放)では、金を使う側であり家でテレビを見る機会が多いF層に訴求する為、男性よりも女性に配慮した番組作りをしていた。そして、男性が女性に奢る事も常識だった。 だが、男女平等・女性の社会進出が進む事により、男性は稼ぐ側・女性は使う側という構図は崩れてきている。今後、(逆転まではしないであろうが、)性別を問わず稼ぐ側であり使う側でもある事が常識になるのだろう。 現在は、その過渡期にある。