コンビニの24時間営業の快適さを見直す時期にきている/鴻上尚史

コンビニの24時間営業の快適さを見直す時期にきている/鴻上尚史

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― 連載「ドン・キホーテのピアス」<文/鴻上尚史> ―

◆コンビニの24時間営業の快適さについて

 日本の町が、世界のどの町よりも便利で快適なのは、間違いなく、コンビニの存在があるからです。

 ニューヨークでもロンドンでもパリでも、深夜に電池や基礎化粧品など、日用品のあれこれは買えません。

 けれど、日本では、コンビニさえあれば、どんな田舎町でも手に入ります。これは、冷静に考えればすごいことです。

 日本に住んでいる私達は、もう慣れてしまって当然のことだと思っていますが、日本にやって来る外国人からすると驚異的なことです。

 深夜、小腹が空いたり、お酒が飲みたくなった時に、簡単に手に入る国なのです。それはパラダイスと言えるのでしょう。

 欧米人がよく言うジョークで、「自分の国で働いて、日本で休暇を過ごしたいね。間違っても、逆は避けたい。日本で働いて、自分の国で休暇を過ごすのは、最悪だ」というものがあります。

 自分の国は、サービス残業もないし、定時退社しても睨まれないから、快適に働ける。そして、日本で休暇を取ると、コンビニがあって便利だし、お客様は神様だから優遇されるし、最高だ。その逆で、日本で働くと、過労死の危険があるし、自分の国で休暇を取ると、サービスが足らないことが多い。

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