“オレオレ詐欺”に騙された斎藤洋介、演技が自分より「一枚も二枚も上手でしたね…」

“オレオレ詐欺”に騙された斎藤洋介、演技が自分より「一枚も二枚も上手でしたね…」

斎藤洋介氏/’51年生まれ。明治大学卒。’80年『車輪の一歩』でデビュー。’90年代、野島伸司脚本ドラマでの怪演で注目を集め、以降数々の作品で名脇役としての地位を確立

大切に貯め込んだ資産をアコギな手法で奪い取る「騙しの手口」は、消滅する気配がまるでない。むしろ我々のライフスタイルの変化に合わせ、より巧妙に、狡猾に進化してるのが現実だ。その最新トレンドを探るべく、詐欺&悪徳商法の被害者・加害者の双方を徹底取材。人間心理の隙間を巧みに突いてくる“悪魔のスキーム”を詳報する。

◆今後ますます凶悪化する振り込め詐欺の犯行現場

「自分も役者として、ある意味、演技で見る人を騙しているはずなんですが、オレオレ詐欺の電話役は一枚も二枚も上手でしたね……」

 力なく笑うのは、俳優の斎藤洋介氏(67歳)。昨年末、次男を騙る「オレオレ詐欺」の被害に遭ったことを告白した話題の人物だ。

 ある日の夕方、妻の経営する会社の固定電話から、携帯電話に非通知の着信が転送されてきた。次男を名乗る男は「急ぎ相談がある。未成年女性を妊娠させてしまい、慰謝料として500万円を用意しなければならないのでカネを貸してほしい」と泣きついた。斎藤氏は声の主をすっかり本物と信じ、叱責しつつも100万円を用意することを約束してしまう。

「非通知を訝しがる妻に、相手は『携帯を落とした』と言い、その後“新宿遺失物預かり窓口のハシモト”を名乗る人物からも携帯が見つからない旨の連絡があり、それも信じてしまったんです……」

 劇場型詐欺の典型とも言える手口だが、いざ自分が当事者になると、気が動転してしまい冷静な判断ができなくなるという。

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