自衛隊員には失業保険がない。身体を壊して無収入になる悲劇

自衛隊員には失業保険がない。身体を壊して無収入になる悲劇

防衛省・自衛隊Twitterより

「自衛隊ができない100のこと 54」

◆公務員には失業保険はないという事実

 公務員は失業保険には入れないということをご存じでしょうか(念のために申し上げると「非常勤・臨時職員・再任用職員」の者については失業保険(雇用保険)に入ることができます。この場合はそれ以外の一般公務員の話です)。なぜ公務員が失業保険の適用除外になっているかについては、公務員は一般の会社員と違い会社の倒産やリストラされるリスクがないためとされてきました。でも、安定した公務員の仕事を離職しなければならないことはあります。例えば高齢の家族を介護するために仕事を辞めざるを得なかったという話もよく聞きます。しかし、自衛隊を含む公務員は基本的に失業保険には入れないままです。

◆任期が終われば失業する任期制自衛官はどうなるのか

 さて、ここで問題となるのは自衛官です。国家公務員の中でも自衛官には「若く機敏に動き回れる時期だけ隊員となってほしい」として設定された職種があります。期間限定で雇用される職員「自衛官候補生」(特別職国家公務員)です。陸上自衛官は1年9ヶ月(一部技術系は2年9ヶ月)、海上・航空自衛官は2年9ヶ月を1任期(2任期目 以降は各2年)として勤務します。規定された回数は再任が可能で、最長で7年程度勤務できます。定年まで自衛隊に残りたいと希望する場合は昇任試験を受けることができ、3曹に昇任すれば、常勤の自衛官として50代前半の退官年齢まで働く職種に変更されるという道もあります。

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