「太っている」からこそ価値が高まる、意外な職業5選
2023年09月08日 08時51分SPA!

※写真は、Webマガジン「Mr.Babe」より
こんにちは、日本のデブ諸氏の笑顔製造マシンとして日夜活動している「心もカラダもビッグサイズな男たち」のためのファッション&ライフスタイル情報を配信するWebマガジン「Mr.Babe」編集長の倉科典仁です。
◆「デブ」のポテンシャルを120%活かせる職業 5選
皆様はどんなお仕事をされていますか? そしてそのお仕事は、自分に向いていると感じていますでしょうか?
私のまわりにいるデブ諸氏は「不動産」「建築」「アパレル」「IT」「車」「スタイリスト」など、職業はさまざま。ただし、詳しいお話を聞いてみると「今の仕事が自分に合っているのかわからない」「太っていることで仕事の成果が上げにくい」というような悩みも多々あるようです。
今回はそんなお仕事の悩みを抱えている全国のデブ諸氏に「体型を活かせる職業」をご紹介したいと思います。太っているからこその「説得力」や「存在価値」が示せる職業が存在するのです。
(もちろん「太っている」というだけで努力をしなければ、体型にかかわらず、どんな職業でもうまくいくわけがありませんのであしからず)
デブ諸氏のなかには、ポテンシャルを活かして「天職」として仕事をエンジョイしている方たちがたくさんいらっしゃいます。
◆①ポッチャリ系モデル・俳優
この連載でも度々ご紹介していますが、まず「モデル」というジャンルで言えば、大きいサイズを扱うアパレルさんが、その自社の洋服のイメージキャラクターとして起用したいモデルさんを探すのははっきり言って大変です。
例えば大きいサイズの洋服を扱う「サカゼン」さんは“石ちゃん”こと石塚英彦さんをイメージキャラクターとして起用していることはデブ諸氏ならばご存知かと思います。
私の運営するWebマガジン「Mr.Babe」には、大きいサイズのアパレルブランド様から「イメージモデルを探しているがなかなか見つからないのでどなたか紹介してもらえないか?」などのご相談をいただくこともしばしばです。
そうなんです!意外にもポッチャリ系モデルさんは少なく、需要に対する供給が追いついていないというのが実情なんです。
また、役者界隈にも「デブじゃなくてはハマらない役」のニーズがあるようで、ポッチャリ系の俳優は希少な存在価値を示せるようです。
テレビやドラマ、映画では、全て細身のイケメンと美女で構成されているわけではなく、どの作品を見ても必ずと言ってよいほど主役を引き立てるボケ担当、デブキャラ、悪役などが登場していますよね。
細身のイケメンさんは正直、星の数ほどいらっしゃるので競争率が高すぎます。一方、ポッチャリでお芝居がうまく、存在感のある役者さんというと、かなり限られた人しか浮かんできませんよね。興味がある方は、トライしてみる価値があるかもしれません。
◆②アパレル店員・デザイナー
上記でご紹介したモデルや俳優さん同様、アパレル業界にも「デブ」が必要とされています。
簡単に言えば、洋服屋さんに買いに行った際、オシャレなブランドであればあるほど、「自分の体型に合う洋服あるのかな……」と不安になるはずです。そこで接客してくる店員さんがスタイル抜群のイケメンばかりでは尚更です。
私の体験としては、そんな場面では「この店員さん、絶対にオレのことデブだと思ってるし、“あんたに合うサイズの洋服はこの店には無いよ”なんて心のなかで思ってるんだろうな……」なんて、卑屈にも考えてしまうことがありました。
もしもそこで太った愛想が良い店員さんが接客してくれたとしたらどうでしょう。「この店員さんも太っているからオレの気持ちもわかってくれそうだし、洋服のサイズ感などの細かな悩みも聞いてくれそう」と思えたりするのです。
また、洋服のデザインなども同様で、「Mr.Babe」ではアパレルブランド様とコラボ商品をつくらせていただいた機会もあるのですが、ブランドのデザイナーさんが普通体型の場合、「オーバーサイズの方ってこういう部分に悩んでいたんですね……」と、デブに求められているディテールがわからないケースも少なくありませんでした。
だからこそ、うちとのコラボではあるんですが。我々はそのストレスを解消するためにモデルさんたちを連れていき、洋服のサンプルを試着をしてもらい、ダメな部分や着心地の感想などをデザイナーさんにフィードバックし、「デブあるある」的な部分を修正してもらう。その結果、デブがストレスを感じにくい商品が販売されたりしております。
もしもブランド側にポッチャリ体型の方がいらっしゃれば、間違いなくデブのニーズに近い商品がつくれると思います。「デブのポテンシャル」を活かせる職業のひとつと言えるのではないでしょうか。
◆③整体師・マッサージ師
最近では格安でマッサージをしてくれるお店が増えてきましたが、こちらの業界でも普通体型よりもポッチャリ系のほうが有利な側面もあります。
以前、私の知人で体重98キロの整体師に「1日に何人もマッサージするのは大変でしょう?」という質問をしてみたところ、こう言っていました。
「実は、そんなことないんですよ。というか、私くらい体重があると、指先に力を入れなくても全身を使ってラクに押すことができます。こっちとしては軽く押している、なんなら撫でているぐらいの感覚でも、お客様としてはじゅうぶんだったりします」
確かに指先だけで押そうとすれば、すぐに疲れてしまいますが、体重を乗せてツボを押すことでより力が入り、ツボを刺激できます。お客様の満足度も上がると言うのもうなずけますね。まさにデブのポテンシャルを活かせる天職と言えるかもしれません。
◆④グルメ系YouTuber
こちらも食べることが大好きなデブ諸氏にとってはアドバンテージの高い職業ではないでしょうか。特に「食べることが好き」「美味しいものへの探究心が強い」「周りからいつも“美味しそうに食べるね”と言われる」という人に向いていると言えます。
これらのスペックが揃っていれば、視聴者への説得力も倍増しますし、「食べて稼げる」のは、デブ諸氏にとっては一石二鳥。
グルメ系YouTuberも競合が非常に多いとはいえ、キャラを活かして第二の彦摩呂さんになれるかも?
◆⑤看護師・介護士
意外と思われるかもしれませんが、こちらもちゃんとした理由があるのです。
高齢化社会でどんどんお年寄りが増えていくなか、看護師さんや介護士さんが不足していることはご存知ですよね?
ただ、力仕事が多く、お年寄りを抱えなければいけないというシーンも日常茶飯事。その点で言えば、パワーに定評があるデブ諸氏ならば、軽々と抱えてあげられます。
また、これは私の個人的な見解ですが、デブ諸氏はなぜかお年寄りに好かれて、可愛がってもらえるケースが多いので、お年寄りにとって「頼りになるアイドル」的な存在になれる可能性が大です。おじいちゃんおばあちゃんが好きなデブ諸氏にはもってこいの職業ではないでしょうか。高齢者社会においての救世主になれるかもしれません。
読者の皆様、いかがでしたか?
今回紹介した5つは、まさに「デブのポテンシャルを最大限に活かせる」職業だと思います。「デブだから……」とネガティブに考えるのではなく、今の時代は弱点を武器にする時代なので「天職」を見つけてほしいですね。
<文/倉科典仁>
【倉科典仁】
渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』や暴走族雑誌『ティーンズロード』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はWebマガジン『Mr.Babe』でデブに特化したファッション&ライフスタイル情報を発信中。また、デブ限定の会員制オンラインサロン「Mr.Babe BIG MAN’s LABO」、大きいサイズのファッション通販サイト「Mr.Babe STORE」を開設。大きな男たちだけで日本の経済を向上させるべく奮闘中。X(旧Twitter):@nori09140914
◆「デブ」のポテンシャルを120%活かせる職業 5選
皆様はどんなお仕事をされていますか? そしてそのお仕事は、自分に向いていると感じていますでしょうか?
私のまわりにいるデブ諸氏は「不動産」「建築」「アパレル」「IT」「車」「スタイリスト」など、職業はさまざま。ただし、詳しいお話を聞いてみると「今の仕事が自分に合っているのかわからない」「太っていることで仕事の成果が上げにくい」というような悩みも多々あるようです。
今回はそんなお仕事の悩みを抱えている全国のデブ諸氏に「体型を活かせる職業」をご紹介したいと思います。太っているからこその「説得力」や「存在価値」が示せる職業が存在するのです。
(もちろん「太っている」というだけで努力をしなければ、体型にかかわらず、どんな職業でもうまくいくわけがありませんのであしからず)
デブ諸氏のなかには、ポテンシャルを活かして「天職」として仕事をエンジョイしている方たちがたくさんいらっしゃいます。
◆①ポッチャリ系モデル・俳優
この連載でも度々ご紹介していますが、まず「モデル」というジャンルで言えば、大きいサイズを扱うアパレルさんが、その自社の洋服のイメージキャラクターとして起用したいモデルさんを探すのははっきり言って大変です。
例えば大きいサイズの洋服を扱う「サカゼン」さんは“石ちゃん”こと石塚英彦さんをイメージキャラクターとして起用していることはデブ諸氏ならばご存知かと思います。
私の運営するWebマガジン「Mr.Babe」には、大きいサイズのアパレルブランド様から「イメージモデルを探しているがなかなか見つからないのでどなたか紹介してもらえないか?」などのご相談をいただくこともしばしばです。
そうなんです!意外にもポッチャリ系モデルさんは少なく、需要に対する供給が追いついていないというのが実情なんです。
また、役者界隈にも「デブじゃなくてはハマらない役」のニーズがあるようで、ポッチャリ系の俳優は希少な存在価値を示せるようです。
テレビやドラマ、映画では、全て細身のイケメンと美女で構成されているわけではなく、どの作品を見ても必ずと言ってよいほど主役を引き立てるボケ担当、デブキャラ、悪役などが登場していますよね。
細身のイケメンさんは正直、星の数ほどいらっしゃるので競争率が高すぎます。一方、ポッチャリでお芝居がうまく、存在感のある役者さんというと、かなり限られた人しか浮かんできませんよね。興味がある方は、トライしてみる価値があるかもしれません。
◆②アパレル店員・デザイナー
上記でご紹介したモデルや俳優さん同様、アパレル業界にも「デブ」が必要とされています。
簡単に言えば、洋服屋さんに買いに行った際、オシャレなブランドであればあるほど、「自分の体型に合う洋服あるのかな……」と不安になるはずです。そこで接客してくる店員さんがスタイル抜群のイケメンばかりでは尚更です。
私の体験としては、そんな場面では「この店員さん、絶対にオレのことデブだと思ってるし、“あんたに合うサイズの洋服はこの店には無いよ”なんて心のなかで思ってるんだろうな……」なんて、卑屈にも考えてしまうことがありました。
もしもそこで太った愛想が良い店員さんが接客してくれたとしたらどうでしょう。「この店員さんも太っているからオレの気持ちもわかってくれそうだし、洋服のサイズ感などの細かな悩みも聞いてくれそう」と思えたりするのです。
また、洋服のデザインなども同様で、「Mr.Babe」ではアパレルブランド様とコラボ商品をつくらせていただいた機会もあるのですが、ブランドのデザイナーさんが普通体型の場合、「オーバーサイズの方ってこういう部分に悩んでいたんですね……」と、デブに求められているディテールがわからないケースも少なくありませんでした。
だからこそ、うちとのコラボではあるんですが。我々はそのストレスを解消するためにモデルさんたちを連れていき、洋服のサンプルを試着をしてもらい、ダメな部分や着心地の感想などをデザイナーさんにフィードバックし、「デブあるある」的な部分を修正してもらう。その結果、デブがストレスを感じにくい商品が販売されたりしております。
もしもブランド側にポッチャリ体型の方がいらっしゃれば、間違いなくデブのニーズに近い商品がつくれると思います。「デブのポテンシャル」を活かせる職業のひとつと言えるのではないでしょうか。
◆③整体師・マッサージ師
最近では格安でマッサージをしてくれるお店が増えてきましたが、こちらの業界でも普通体型よりもポッチャリ系のほうが有利な側面もあります。
以前、私の知人で体重98キロの整体師に「1日に何人もマッサージするのは大変でしょう?」という質問をしてみたところ、こう言っていました。
「実は、そんなことないんですよ。というか、私くらい体重があると、指先に力を入れなくても全身を使ってラクに押すことができます。こっちとしては軽く押している、なんなら撫でているぐらいの感覚でも、お客様としてはじゅうぶんだったりします」
確かに指先だけで押そうとすれば、すぐに疲れてしまいますが、体重を乗せてツボを押すことでより力が入り、ツボを刺激できます。お客様の満足度も上がると言うのもうなずけますね。まさにデブのポテンシャルを活かせる天職と言えるかもしれません。
◆④グルメ系YouTuber
こちらも食べることが大好きなデブ諸氏にとってはアドバンテージの高い職業ではないでしょうか。特に「食べることが好き」「美味しいものへの探究心が強い」「周りからいつも“美味しそうに食べるね”と言われる」という人に向いていると言えます。
これらのスペックが揃っていれば、視聴者への説得力も倍増しますし、「食べて稼げる」のは、デブ諸氏にとっては一石二鳥。
グルメ系YouTuberも競合が非常に多いとはいえ、キャラを活かして第二の彦摩呂さんになれるかも?
◆⑤看護師・介護士
意外と思われるかもしれませんが、こちらもちゃんとした理由があるのです。
高齢化社会でどんどんお年寄りが増えていくなか、看護師さんや介護士さんが不足していることはご存知ですよね?
ただ、力仕事が多く、お年寄りを抱えなければいけないというシーンも日常茶飯事。その点で言えば、パワーに定評があるデブ諸氏ならば、軽々と抱えてあげられます。
また、これは私の個人的な見解ですが、デブ諸氏はなぜかお年寄りに好かれて、可愛がってもらえるケースが多いので、お年寄りにとって「頼りになるアイドル」的な存在になれる可能性が大です。おじいちゃんおばあちゃんが好きなデブ諸氏にはもってこいの職業ではないでしょうか。高齢者社会においての救世主になれるかもしれません。
読者の皆様、いかがでしたか?
今回紹介した5つは、まさに「デブのポテンシャルを最大限に活かせる」職業だと思います。「デブだから……」とネガティブに考えるのではなく、今の時代は弱点を武器にする時代なので「天職」を見つけてほしいですね。
<文/倉科典仁>
【倉科典仁】
渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』や暴走族雑誌『ティーンズロード』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はWebマガジン『Mr.Babe』でデブに特化したファッション&ライフスタイル情報を発信中。また、デブ限定の会員制オンラインサロン「Mr.Babe BIG MAN’s LABO」、大きいサイズのファッション通販サイト「Mr.Babe STORE」を開設。大きな男たちだけで日本の経済を向上させるべく奮闘中。X(旧Twitter):@nori09140914
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