「映画館デートで嫌われる男性」が実はよくやっている5つの行動

「映画館デートで嫌われる男性」が実はよくやっている5つの行動

※写真はイメージです

こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
 筆者はLINE公式サービスにて、年間約1500件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。

 2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんな中で、恋愛がうまくいかないという方にも筆者の知見が少しでも役に立てれば何よりです。

 さて、映画館はデートの定番スポット。映画鑑賞中は会話をしなくてもいいため、初デートや恋愛初心者にもおすすめです。ですが張り切りすぎて空回りしてしまったり、女性側の不快感の地雷を踏んでしまったりすることも……。

 そこで今回は、映画館デートで女性を不快にさせる男の言動の共通点を5つご紹介していきましょう。

◆①鑑賞前、その映画のうんちくを垂れて知識マウントを取ってくる

「すごい! 詳しいんだね!」なんてふうに尊敬されたいと思い、ついついその映画の監督の別作品の批評や、その映画シリーズの裏設定などのマメ知識を披露することもあるでしょう。

 もちろん雑談程度にちょろっと話すのは問題ないですし、女性側から尋ねられて答えるぶんにも問題ないですが、求められてもいないのに、くどくどと語り続けるのはウザいなぁと思われてしまうリスクがあります。

 自分はよかれと思って語っているつもりでも、女性側からすると知識マウントを取られているような圧を感じ、不快に思うこともあるのです。

◆②鑑賞中、女性の横顔をちらちら見てきたり、小声で話しかけてきたりする

 自分の好みで選んだ作品だった場合、女性が楽しんでくれているのかは気になるかもしれません。コメディパートでちゃんと笑ってくれているか、感動パートで涙してくれているか、ちらっと視線を向けて確認したくなる気持ちもわからなくはありません。

 ですが女性側の立場になって考えると、いちいちリアクションを確認されているのが気になって、映画に集中しにくくなってしまうでしょう。

 当然、何度も何度も話しかけるようなことはなおさらNG。周囲の客に聞こえない程度の小声ならばOKという問題ではなく、デート相手の映画鑑賞の邪魔になるので控えましょう。

◆③ポップコーンやホットドックなどを食べるのはいいが、咀嚼音が大きい

 映画鑑賞中にポップコーンを食べるのは定番で、それを含めて映画館の醍醐味だと考えている人もいるでしょうし、小腹が空いているのであれば売店で売っているホットドックなどを食べるのもいいでしょう。

 ただ、問題は食べている最中の音。くちゃくちゃと鳴る咀嚼音の大きさは、案外自分では気づきにくいものです。

 爆音シーンが多いアクション大作などであれば、デート相手もさほど気にならないかもしれませんが、静寂のシーンが多い純愛映画やアート映画などの場合は、生理的な嫌悪感を抱かれる可能性もあるため、特に気を付けましょう。

◆④スキンシップを取りたい下心がモロバレで、なかば強引に手を繋いでくる

 まだ恋人にはなっていない交際前の映画館デートで、鑑賞中に手を繋ぎたいと考える人もいるのではないでしょうか。

 自然なタイミングで手と手が触れ合うようにして、そのまま繋ぎたい――そんなふうに計画しているのが、相手の女性にモロバレということはよくある話。手を繋ぎたそうな男性側の挙動に、女性側がうんざりしてしまうこともあるのです。

 また、男らしくガッと繋げばいいかというと、そうでもありません。そもそもすでに交際中の彼氏彼女であっても、映画鑑賞中に片手の自由が制限されることを苦手に思う人も多いため、女性側の意思を無視して強引に繋ぐのも問題ありです。

◆⑤鑑賞後、女性の感想や考察を頭ごなしに否定し、自分の考えを押し付ける

 鑑賞後に食事やお茶をしながら映画について語り合うのも映画デートの醍醐味。ただし、そこで「いやいや、わかってないなぁ」なんて具合に、女性側の感想や考察を頭ごなしに否定するのはご法度です。

 価値観によって感じ方は人それぞれあっていいものなのに、さも自分の考えが唯一無二で正しいかのように押し付け、彼女の考えを批判すると、楽しかった気分が台なしになりかねません。

 本人に自覚がないというケースもありますが、あまりに過剰だとモラハラ男と思われてしまうこともあるかもしれません。

◆映画館デートはビギナー向きのデートプランだが、意外と地雷原も多いもの

 遊園地デートやドライブデートといったほかの定番デートプランと比べると、映画館デートは会話量が少なくてすむためビギナー向きと言えます。

 だからといって油断は禁物。今回挙げた5つのように、女性を不快にさせてしまうリスクはそこかしこに潜んでいるものなのです。

<文/堺屋大地>



【堺屋大地】

恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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