すかいらーく「桃菜」の魅力
2023年10月02日 15時53分SPA!

2419円で飲茶が食べ放題!すかいらーくの新業態「桃菜」の“圧倒的な魅力”とはの画像
外食する時にあると嬉しいサービスが、好きな物を心ゆくまで堪能できる「食べ放題」です。赤字サービスのように思えて、実はしっかりと利益を出す仕組みが構築されているのも特徴。
食べ放題はお客にはお得感があり、お店側には一定の利益が見込めるため、双方にとって嬉しいサービスなのです。そのため、食べ放題を主力サービスとして展開している飲食店も多々あります。
ファミレスを中心に展開する「すかいらーくグループ」の新業態である飲茶TERRACE「桃菜(とうさい)」が、食べ放題を実施しているのをご存知でしょうか。同様に中華料理を扱うグループ系列の「バーミヤン」とは、一味違った中国の食文化を味わえるお店です。この記事では「桃菜」の知られざる食べ放題の様子を紹介していきます。
◆中国の食文化が楽しめるお店
桃菜はガストやバーミヤンでお馴染みの「すかいらーくグループ」が運営する新ブランドで、点心の食べ放題や中国茶を中心に楽しめるお店です。2023年2月1日に「桃菜1号店」として鶴川店をオープン。現在は、鶴川店のオープンを皮切りに関東圏を中心に店舗数を増やしています。
今回は2023年6月16日にオープンした巣鴨店に行ってきました。巣鴨駅から徒歩1分とアクセスが容易な場所にあります。店内は落ち着いた雰囲気をしており、ファミリー層で賑わっていました。
◆桃菜の食べ放題コースは3つ!
食べ放題のコースは3種類。それぞれ価格や時間、メニュー数が異なります。
・Aコース:税込2419円
・Bコース:税込2969円
・Cコース:税込3519円
食べ放題は土日祝も開催しておりますが、平日よりも「税込330円」プラスされます。桃菜の食べ放題は大きく分けて、「点心」「逸品」「ご飯・麺」「デザート」の4つのカテゴリーで、品数は約50種類ほど用意されています。桃菜では中国の食文化でもある点心と中国茶を楽しめる「飲茶」がコンセプトです。そのため、点心を中心とした食べ放題メニューになっています。
Aコースは90分で商品数は全24品です。点心がメインなだけあって、左半分のページを占めていますね。
Bコースは120分で商品数は全36品です。Aコースから30分と12品の追加がされています。
Cコースは120分で商品数は全49品です。Bコースから13品の追加。桃菜にある大半の料理を食べられるコースになっています。
◆脇役ではない!実力のある逸品ばかり
今回は3つのコースの中から真ん中の「Bコース」を選びました。一皿の量はあまり多くないので、いろいろな料理をつまみ食いしやすいです。
桃菜の食べ放題はタッチパネルで注文するタイプです。バイキングのように取りに行かなくても良いのは嬉しいシステムでしょう。しかも、料理はロボットが運んで来てくれます! 料理を待つのが少し楽しくなりました。
温レタスは、黒々とした香ばしいソースが掛かっている逸品でした。黒々とした色合いのソースは、その見た目とは裏腹に「醤油ベース」のあっさりとした味わいです。
◆噛むごとに口の中で旨味が溢れ出す逸品
中華料理の定番商品でもある「棒棒鶏」。柔らかく蒸された鶏肉は噛むごとに口の中で、ほぐれていき旨味が溢れ出してきます。
グニっとした食感が心地良い「クラゲの冷菜」。ポン酢の酸味が活かされたスッキリした口当たりです。
「大根餅」は、外がカリカリに焼かれており、中はモチっとした柔らかな食感。名前に「大根」と付いていますが、甘しょっぱくて大根らしさは感じられません。外側のカリカリ感と中のモチモチ感が絶妙な歯応えを与えてくれる逸品でした。
◆バリエーション豊かな点心の味はいかに
メイン料理が点心とだけあって、さまざまな彩りの商品が揃っています。小籠包からワンタンや餃子、焼売に至るまで幅広いラインナップです。
小籠包は上手く食べないと中から旨味たっぷりの汁がこぼれてしまいます。そのため、小籠包は意外と食べるのにコツがいるものです。しかし、桃菜では丁寧に小籠包の美味しい食べ方をレクチャーしてくれていました。
卓上には、「醤油」「酢」「からし」「刻み生姜」など充実した調味料が並んでいます。これだけ揃っていれば、お好みの味付けに仕上げて楽しめるでしょう。
生地を愛らしいピンクで染め上げた「自家製蟹入り小籠包」。箸で皮を突くと、イキイキとした肉汁が飛び出てきました。そのまま一口で食べれば、ジュワっと肉の甘味とカニのコク深さで満たされる、たまらない逸品です。
◆素材の甘味が詰まった優しい味わい!
見方によっては金魚に思えてくる「金魚餃子」。見た目が可愛いため、餃子らしくは感じられません。見た目のイメージを壊さないような素材の甘味が詰まった優しい味わいでした。
箸で持ち上げると破れそうになるほどトロトロの「五目湯葉巻」。湯葉の柔らかく繊細な舌触りと濃縮された細切れの野菜たちが複雑に絡み合う。非常に優しい味に仕上がっています。
半分に割ってみれば香ばしい餡がうかがえる「香港叉焼まん」。スパイシーな八角の香りが際立っており、凝縮されたジューシーな肉汁の旨みが味わえます。
鮮やかな色合いが特徴の「海鮮焼売」。食べやすいサイズ感で、魚介の甘味と濃厚さが一気に口の中で広がる贅沢な焼売でした。
◆主食メニューだって侮れない!
種類は多くはないですが、「蒸し鶏粥」「竹の葉ちまき」など中華料理ならではの商品が揃っています。どれも小サイズになっているため、食べ比べもしやすいです。
透き通るような黄金色のスープをした「鶏塩つゆそば(小)」。スープは鶏の奥深い出汁が効いたスッキリした味わい。細麺タイプなのでスープと良く絡んでいて、リズムよく啜り込めます。
3種類の食材が鮮やかなバランス感覚を生み出している「魯肉飯(ルーローハン)」。八角の独特な香りが胃袋を刺激して食欲を掻き立てます。ジューシーな肉汁が、ご飯に良く染み込んでいるため、止まらなくなる。また、しっかりと味を染み込ませた煮卵も良い仕事をしていますね。
◆中国料理ならではの独自デザートたち
食べ放題の〆はデザート! 定番の「杏仁豆腐」や初めて聞く「オーギョーチ」など抜かりないラインナップです。
台湾では定番のデザートらしい「オーギョーチ」。オーギョーチとは、台湾で自生している「アイギョクシ」という植物を原料にして寒天状に加工したもの。私は初めて食べるデザートでした。見た目は透明でシンプルなゼリー。味わいは、レモンフレーバーでキリっとした爽やかな仕上がり。脂っこい口の中を瞬時にサッパリさせてくれます。
「ごま付きだんご」(2個)は、モチモチとした生地とビターなあんこの甘味がマッチしています。外側にまぶしてある「ごま」のプチプチとした食感がなんとも心地良い。味は食べ慣れた和風のデザートといった感じですね。
◆まだあるぞ!他にもお得メニュー
桃菜には、食べ放題の他にもお得なセットメニューもあるのです。点心と逸品の品数に応じて選べるセットになっています。
平日限定になりますが、お得なランチセットも用意されていますよ。2種類のセットを基本とし、選べる点心が付いたお得なメニューです。
平日限定のディナーセットは、ランチとは違いメイン料理は4種類。そこに選べる点心が付いたお得なセットメニューになっています。
◆落ち着いた空間で点心を楽しめるお店
桃菜は2023年にオープンした「すかいらーくグループ」の新業種。数ある中華料理店の中でも点心をメインとしているのは“圧倒的な魅力”で独自性を感じられます。食べ放題は一皿の量が多くないので、いろいろな料理を楽しみやすいです。また、料理をロボットが運んでくるのはワクワク感があって面白い試みでした。
桃菜はまだ始動したばかりの新しいブランド。これからも飽きさせないサービスを提供してくれるでしょう。
<取材・文/みくた>
※本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のもの。店舗によってモーニングの値段・内容は異なります
【みくた】
元プロレスラー。現在は文章で人を魅了するためにライターとして活動中。溢れ出す食への探求心から年間100件近く食べ歩き。マスクの下に隠す素顔はいかに... X(旧Twitter):@UrumantoN
食べ放題はお客にはお得感があり、お店側には一定の利益が見込めるため、双方にとって嬉しいサービスなのです。そのため、食べ放題を主力サービスとして展開している飲食店も多々あります。
ファミレスを中心に展開する「すかいらーくグループ」の新業態である飲茶TERRACE「桃菜(とうさい)」が、食べ放題を実施しているのをご存知でしょうか。同様に中華料理を扱うグループ系列の「バーミヤン」とは、一味違った中国の食文化を味わえるお店です。この記事では「桃菜」の知られざる食べ放題の様子を紹介していきます。
◆中国の食文化が楽しめるお店
桃菜はガストやバーミヤンでお馴染みの「すかいらーくグループ」が運営する新ブランドで、点心の食べ放題や中国茶を中心に楽しめるお店です。2023年2月1日に「桃菜1号店」として鶴川店をオープン。現在は、鶴川店のオープンを皮切りに関東圏を中心に店舗数を増やしています。
今回は2023年6月16日にオープンした巣鴨店に行ってきました。巣鴨駅から徒歩1分とアクセスが容易な場所にあります。店内は落ち着いた雰囲気をしており、ファミリー層で賑わっていました。
◆桃菜の食べ放題コースは3つ!
食べ放題のコースは3種類。それぞれ価格や時間、メニュー数が異なります。
・Aコース:税込2419円
・Bコース:税込2969円
・Cコース:税込3519円
食べ放題は土日祝も開催しておりますが、平日よりも「税込330円」プラスされます。桃菜の食べ放題は大きく分けて、「点心」「逸品」「ご飯・麺」「デザート」の4つのカテゴリーで、品数は約50種類ほど用意されています。桃菜では中国の食文化でもある点心と中国茶を楽しめる「飲茶」がコンセプトです。そのため、点心を中心とした食べ放題メニューになっています。
Aコースは90分で商品数は全24品です。点心がメインなだけあって、左半分のページを占めていますね。
Bコースは120分で商品数は全36品です。Aコースから30分と12品の追加がされています。
Cコースは120分で商品数は全49品です。Bコースから13品の追加。桃菜にある大半の料理を食べられるコースになっています。
◆脇役ではない!実力のある逸品ばかり
今回は3つのコースの中から真ん中の「Bコース」を選びました。一皿の量はあまり多くないので、いろいろな料理をつまみ食いしやすいです。
桃菜の食べ放題はタッチパネルで注文するタイプです。バイキングのように取りに行かなくても良いのは嬉しいシステムでしょう。しかも、料理はロボットが運んで来てくれます! 料理を待つのが少し楽しくなりました。
温レタスは、黒々とした香ばしいソースが掛かっている逸品でした。黒々とした色合いのソースは、その見た目とは裏腹に「醤油ベース」のあっさりとした味わいです。
◆噛むごとに口の中で旨味が溢れ出す逸品
中華料理の定番商品でもある「棒棒鶏」。柔らかく蒸された鶏肉は噛むごとに口の中で、ほぐれていき旨味が溢れ出してきます。
グニっとした食感が心地良い「クラゲの冷菜」。ポン酢の酸味が活かされたスッキリした口当たりです。
「大根餅」は、外がカリカリに焼かれており、中はモチっとした柔らかな食感。名前に「大根」と付いていますが、甘しょっぱくて大根らしさは感じられません。外側のカリカリ感と中のモチモチ感が絶妙な歯応えを与えてくれる逸品でした。
◆バリエーション豊かな点心の味はいかに
メイン料理が点心とだけあって、さまざまな彩りの商品が揃っています。小籠包からワンタンや餃子、焼売に至るまで幅広いラインナップです。
小籠包は上手く食べないと中から旨味たっぷりの汁がこぼれてしまいます。そのため、小籠包は意外と食べるのにコツがいるものです。しかし、桃菜では丁寧に小籠包の美味しい食べ方をレクチャーしてくれていました。
卓上には、「醤油」「酢」「からし」「刻み生姜」など充実した調味料が並んでいます。これだけ揃っていれば、お好みの味付けに仕上げて楽しめるでしょう。
生地を愛らしいピンクで染め上げた「自家製蟹入り小籠包」。箸で皮を突くと、イキイキとした肉汁が飛び出てきました。そのまま一口で食べれば、ジュワっと肉の甘味とカニのコク深さで満たされる、たまらない逸品です。
◆素材の甘味が詰まった優しい味わい!
見方によっては金魚に思えてくる「金魚餃子」。見た目が可愛いため、餃子らしくは感じられません。見た目のイメージを壊さないような素材の甘味が詰まった優しい味わいでした。
箸で持ち上げると破れそうになるほどトロトロの「五目湯葉巻」。湯葉の柔らかく繊細な舌触りと濃縮された細切れの野菜たちが複雑に絡み合う。非常に優しい味に仕上がっています。
半分に割ってみれば香ばしい餡がうかがえる「香港叉焼まん」。スパイシーな八角の香りが際立っており、凝縮されたジューシーな肉汁の旨みが味わえます。
鮮やかな色合いが特徴の「海鮮焼売」。食べやすいサイズ感で、魚介の甘味と濃厚さが一気に口の中で広がる贅沢な焼売でした。
◆主食メニューだって侮れない!
種類は多くはないですが、「蒸し鶏粥」「竹の葉ちまき」など中華料理ならではの商品が揃っています。どれも小サイズになっているため、食べ比べもしやすいです。
透き通るような黄金色のスープをした「鶏塩つゆそば(小)」。スープは鶏の奥深い出汁が効いたスッキリした味わい。細麺タイプなのでスープと良く絡んでいて、リズムよく啜り込めます。
3種類の食材が鮮やかなバランス感覚を生み出している「魯肉飯(ルーローハン)」。八角の独特な香りが胃袋を刺激して食欲を掻き立てます。ジューシーな肉汁が、ご飯に良く染み込んでいるため、止まらなくなる。また、しっかりと味を染み込ませた煮卵も良い仕事をしていますね。
◆中国料理ならではの独自デザートたち
食べ放題の〆はデザート! 定番の「杏仁豆腐」や初めて聞く「オーギョーチ」など抜かりないラインナップです。
台湾では定番のデザートらしい「オーギョーチ」。オーギョーチとは、台湾で自生している「アイギョクシ」という植物を原料にして寒天状に加工したもの。私は初めて食べるデザートでした。見た目は透明でシンプルなゼリー。味わいは、レモンフレーバーでキリっとした爽やかな仕上がり。脂っこい口の中を瞬時にサッパリさせてくれます。
「ごま付きだんご」(2個)は、モチモチとした生地とビターなあんこの甘味がマッチしています。外側にまぶしてある「ごま」のプチプチとした食感がなんとも心地良い。味は食べ慣れた和風のデザートといった感じですね。
◆まだあるぞ!他にもお得メニュー
桃菜には、食べ放題の他にもお得なセットメニューもあるのです。点心と逸品の品数に応じて選べるセットになっています。
平日限定になりますが、お得なランチセットも用意されていますよ。2種類のセットを基本とし、選べる点心が付いたお得なメニューです。
平日限定のディナーセットは、ランチとは違いメイン料理は4種類。そこに選べる点心が付いたお得なセットメニューになっています。
◆落ち着いた空間で点心を楽しめるお店
桃菜は2023年にオープンした「すかいらーくグループ」の新業種。数ある中華料理店の中でも点心をメインとしているのは“圧倒的な魅力”で独自性を感じられます。食べ放題は一皿の量が多くないので、いろいろな料理を楽しみやすいです。また、料理をロボットが運んでくるのはワクワク感があって面白い試みでした。
桃菜はまだ始動したばかりの新しいブランド。これからも飽きさせないサービスを提供してくれるでしょう。
<取材・文/みくた>
※本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のもの。店舗によってモーニングの値段・内容は異なります
【みくた】
元プロレスラー。現在は文章で人を魅了するためにライターとして活動中。溢れ出す食への探求心から年間100件近く食べ歩き。マスクの下に隠す素顔はいかに... X(旧Twitter):@UrumantoN
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