パートナーの発達障害に悩む「カサンドラ症候群」。当事者夫婦の対策は?

特性は踏まえた上で、目の前にいる“その人自身”を見ていく必要がある。

 また、カサンドラ症候群と言われる人の中には、精神科の専門的な治療を必要としている状態の人もいるだろう。まずは自分の心身を守ることを優先するべきだ。

 カサンドラの当事者会に参加する西原三葉さんは言う。

「カサンドラの人々には、周りに理解してもらえず自分を責めてしまうという苦しさがあります。でも、似た境遇の人と出会って悩みに共感してもらえると、苦しんでいるのは自分だけではないと気づけて、そこから抜け出す力が湧いてくる可能性もあります。カサンドラ脱出の第一歩に、当事者会への参加をおすすめします」

 当事者会やハックなど、頼れるものはたくさんある。パートナー関係に困難さを抱える人は、「カサンドラ症候群」という不安定な言葉にとらわれ過ぎず、まずは自分の心身を守りながら、それぞれに合ったオリジナルの関係性を探求することをおすすめしたい。ときには離れることも視野に入れ、パートナー関係を見つめ直してみてはいかがだろうか。

<取材・文・写真/えんどうこうた(@kotart90)>

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