令和元年の大相撲夏場所。新たな時代に期待したい力士たち

令和元年の大相撲夏場所。新たな時代に期待したい力士たち

両国国技館

新元号「令和」として新たな時代が始まる中、大相撲夏場所(5月12日初日)で話題の中心となるのが新大関・貴景勝。22歳、上昇気流の真っ只中だ。

 先場所の千秋楽、栃ノ心との一番では迷いなく前に出る力強い相撲で10勝目を挙げ、大関昇進を手繰り寄せた。まさに貴景勝の会心の取り口を繰り広げ、取り組み後、感極まる表情からは若さも伝わってきた。

 それでも夏場所からは乗り超えなければならない「壁」も少なくない。

◆貴景勝は課題を乗り越えるか?

 最近3場所の星取表をみると二桁勝利こそ続けているものの白星は減る一方であり、先場所では終盤戦で負けが続いた。11日目の横綱・白鵬戦ではかち上げを喰らう立ち合いからの激しい攻防の末、最後はがっちりと組まれ転がされる。

 14日目の逸ノ城戦での敗戦も、前に出ようとしながら足がついて来ず中途半端な内容に。突進力を封じられると攻略もされやすいという一面も併せ持っていて、ここ二場所、15日間を通しての安定感は感じられなくなっている。場所後、白鵬は「四つ(相撲)も覚えろ」と、若い新大関に叱咤ともとれるコメントを残した。

 同世代の御嶽海には過去5場所勝てずにおり、好敵手に対する苦手意識も今後へ向けての課題の一つだ。先場所も出足を見極められ、終始ペースを握られて何もさせてもらえなかった。

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