腕時計投資のプロが新品ではなく中古品を勧める最大の理由

腕時計投資のプロが新品ではなく中古品を勧める最大の理由

買ったときと売ったときの差額を少なくする。買ったときよりも高く売れそうなものを買うのが大事です

腕時計もクルマも好きな斉藤由貴生です。私は、現代のおかしな消費を変えるために実践を重ねながら、いろいろ研究してきました。私は30代のいわゆるバブルを全く知らない世代です。所有欲の薄い世代とは言われますが、私の場合は、むしろ価値あるものは我慢せず所有したいと考えています。そんな私の価値観を、不定期ですが披露したいと思います。

◆第19回 新品は買った瞬間、価値が大暴落する

 新しいモノを購入し、封を切った瞬間、その人の所有物。つまり価値が落ちてしまう。誰もが当たり前のように理解していることですが、改めて考えてみると不思議な現象だと思いませんか。ごく稀に、新品で買っても価値が下がらないというモノが存在することは確かですが、大体のモノは箱を開けた瞬間、もう返品もできませんし同じ値段で売却することも不可能でしょう。

 特に外車はナンバープレートを付けた瞬間、何百万円も価値が下がってしまうほど。たとえ乗らなかったとしても書類上誰かの名義になっただけで、ガクンと価値が落ちる。これは非常に不思議な現象です。

 一方、一度誰かの手に渡った中古品はそこからいきなり価値が落ちることはありません。車であれば走行距離が増えた分だけ、家電であれば時間が経って古くなるにつれ緩やかに値下がりしていくのです。

 そういう事情があるのにもかかわらずモノを買う時に多くの人の頭の中には「新品」という選択肢しかなく、店舗に足が向かいます。

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