安倍御用言論人のウソ「消費増税延期」説を信じるな/倉山満

安倍御用言論人のウソ「消費増税延期」説を信じるな/倉山満

新年祝賀パーティ前の(左から)経済同友会の小林代表幹事、日本商工会議所の三村会頭、安倍首相、経団連の中西会長。昔は、頼りになった経済3団体の長だが……(写真/時事通信社)

― 連載「倉山満の言論ストロングスタイル」―

◆にわかに「消費増税延期」などと観測気球が

 統一地方選と衆議院の補欠選挙が終わった。

 統一地方選では、全体的に自民党は堅調だった。地方議員は、地元と密着しているかが重要であり、個人の日常活動が問われる。

 一方で、政党の力量が問われる選挙が国政選挙だ。大阪と沖縄で行われ、0勝2敗。さらに、大阪府知事と大阪市長選挙も行われ、0勝2敗。自民党は他の全政党と包囲網を組みながら、日本維新の会に完勝を許した。維新は、大阪府議会では過半数、市議会でも圧倒的多数の第一党を獲得した。ここまで含めると、0勝4敗である。

 明らかに、安倍自民党の驕りに対する、有権者の不満のマグマが渦巻いている。そして永田町には、またぞろ解散風が吹き始め、「消費増税延期を公約に、衆参同日選挙」だの、「延期ではなく、減税」だのと観測気球が上がり始めた。

 沖縄と大阪は、もともと自民党が劇的に弱い地方なので、「予定通りの敗戦」のはずなのだが、誰が何のために流しているのだろう? と訝かしむかもしれないが、答えは簡単だ。安倍御用言論人が商売のために流して、世を惑わしているだけだ。

◆安倍御用言論人のウソ

 だいたい、そういう風説を流す安倍御用言論人を見ろ。

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